若草学園の実践ブログblog

籠城生活の過ごし方

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新型コロナウイルスの影響で、おひさま(通所)の利用についても自粛されている方が大半ですが、ご家庭での過ごし方や体調の確認、困り感はないかなど、各ご家庭に定期的に電話をして様子をお伺いしています。

 

小学生については、「宿題が進みません。」「自学で何をしていいのか、分からなくて困っています。一度、取り組んだもの(自学ノートに記入したもの)は、してはいけないと思っているようです…。」「家で出来る手指訓練などやっているけど、飽きてきています。」「ゲームからの切り替えが出来ません。(ゲームの時間が長すぎる)」など…様々な声が聞かれました。

 

電話でお話をする中で、家庭療育を希望された方には、家庭で出来ること、これまでおひさまの療育の中でも取り組んでいたこと(手指訓練グッズの提供、家庭生活のスケジュールボードの提供、SSTのプリント学習、DIY(制作)などの活動提供…など)をお伝えし、定期的にご家庭にお届けに行っています。

また、子ども達が飽きないように、そして家庭で使いやすい物は…?と試行錯誤しながら、新たな療育教材を製作しているところです。

 

先日、何か良い手指訓練グッズはないかな~?とインターネットで検索し、自宅で試作品を作っていましたが、我が子が興味を示したので、さっそく試作品を試してもらうことに!

私の子どもも1年生と3年生。1年生の息子は、手先もやや不器用。「フェルトのお洋服をクリップで干す」という手指訓練グッズを試して「楽しいけど、指が痛~い!」と…。

子どもさんによって指先の力も違うので、色々なクリップや洗濯ばさみを試してみながら試行錯誤するしかないかな~と反省。子ども達が飽きないように、また個々の目的に応じた療育教材を開発したいと改めて感じました。

 

3月からの休校中の過ごし方としては、学童を利用されている方、小学校を利用されている方、家庭で過ごされている方…など、過ごし方は様々ですが、皆さん、庭で遊ばせたり、公園に行ったり、プールで水遊びをさせたり…など、ゲームばかりにならないよう、色々工夫されているお話を聞かれました。

子ども達もプリント学習ばかりで、辛くなってきているようですが、大人の方も宿題の声かけ、確認、間違いのやり直し…お互いに親子で向き合って取り組むのにはパワーを使います。私も我が子の宿題のチェック、やり直しの声かけでケンカになってしまうことも度々です…(^_^;)

いつも当たり前に出来ていたこと、家族との外出(買い物)なども出来ず、子どもも大人もストレスが溜まってきています…。

そうは言っても、どうにもならず、私もGW期間は「籠城生活」をしなくては!と思い、自宅でマスクを作ったり、子どもと庭で巨大シャボン玉を作ったり、朝からラジオ体操を一緒にやったりと、日頃出来ないことをやってみました!

GW期間中、1回は子どもと一緒にジョギングにもチャレンジしましたが、翌日どころではなく、その日のうちに全身筋肉痛で、翌日のジョギングは諦め…ラジオ体操のみ行い、翌々日にはウォーキングに切り替えました(笑)

 

コロナウイルスの終息まで、籠城生活がまだまだ続きます。

出来ないことに目を向けると辛くなってしまいますので、今のこの環境で出来ること、今しかできないことに目を向けて取り組んでいきたいと思います。

(お家の断捨離やDIYが流行っているそうですね)

 

 

                      

 

 

 

 

 

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬