若草学園の実践ブログblog

色々な気づき

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梅雨に入りジメジメした天候が続いていましたが、最近は梅雨の中休みなのか雨が降らない日が続き、新型コロナも心配ですが熱中症も心配になるほど気温も上がっています。新型コロナにも気を付けながら熱中症対策も十分に行っていきたいと思います。

さて、熱中症が心配ではありますが、園内の草もぐんぐんと成長していたので先日園内(グラウンド奥)の草刈りを行いました。こまめに水分と休憩を取りながら草刈りを行い、子どもたちの下校前に草刈りを終えました。するとある男の子が「草集めしてもいいですか?」と言ってきました。

子どもたちが登校し、下校前には終わっていたので実際草刈りをしている姿は見ていないし、草刈りをした場所もグラウンドの奥で児童棟からは見えにくい場所でしたが、すぐに気付いてくれたこと、お手伝いをしたいことに「ありがとう」と言葉をかけました。

しかし、この「ありがとう」が子どもにとってお手伝いができる、草集めしてもOKとなりすぐ外に出る準備をしていました。子どもの気づき、気持ちは本当にうれしかったのですが、外は暑く熱中症の心配もあり、どうしたものか悩んでいると帽子に軍手、タオルと子どもは準備万端。そして出る前に自ら水分を取り、熱中症には気を付けますという姿を見て、子どもの気持ちを優先することにしました。しかし、熱中症の心配もあるので短時間で終わり戻ったら水分を取ることを約束し草集めを行いました。

草集めをしていると、草以外にも何か拾っているので見てみると、石を拾い端っこに集めていました。何をしているのか尋ねると、石は危ないからどけていますといって見える石をどけている姿に、「ありがとう」と声をかけると草集めが石拾いに・・・でもそれはそれでOK。

時間も来たので戻ることにし、しっかりと水分補給をして終了しました。外は暑かったですが子どもの色々な気づき、優しさにほっこりした時間でもあり、私たちも色々な気づきを大切にと改めて感じました。

                                若草児童学園 藤本 隆司