若草学園の実践ブログblog

人と人の繋がり

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「思いやり」「お互いさま」日常の会話の中でよく聞かれる言葉です。

当たり前のことですが「相手を思いやる」「お互いさまの気持ちを持つ」ということを自然体で行うことは難しいと感じる時があります。ちょっとした気持ちのすれ違いや勘違いから相手の言葉を素直に受け取れなかったり、相手と距離を取りたくなる場面を感じる時があります。

対人援助職である福祉の職場は、自分の気持ちのコントロールが大切になると思います。

自分の気持ちだからといって簡単にコントロールができるというわけではなく、意識的に平常心を保たないとコントロールが難しくなり、疲れてしまう時があるのではないかと思います。

福祉の職場は、人を支える仕事なので色んな人と関わりながら仕事をすることになります。

時には意見を言い合ったり、気持ちが通じなかったりしながらも人の支援を続けることになります。周りの人との関わり合いが穏やかだと支援をする気持ちも前向きになれると思います。人と人との関わり合いがチームワークの基本だと思っています。

上手くいかない事が起きても想像力を働かせて「○○さんは、~しようとしたのではないかな?」「~という理由があったのではないかな?」「○○さんは、~と思ったのではないかな?」と相手の気持ちに寄り添って考えると「そうだったのか。」と色んな事が思い浮かぶようになってくるのではないかと思います。そこから前向きな話が出来て一歩前に進めるともっと良いな、と思います。

相手の気持ちを考えることの積み重ねがチームワークを強くするのだろうと思います。

ところで、年度末は退職をする仲間を見送る時期でもあります。「一緒に頑張ってきたのに。」と思うと残念な気持ちになります。

チームを作るのは人であり、チームで頑張れるのは人とのつながりがあるからだと思うと

職場を離れてしまう人に思いやりとお互いさまの気持ちを持って接することが出来ていたただろうか、お互い伝えたい気持ちは伝わっていただろうかと自分の行動を振り返ります。

「思いやり」「お互いさま」は当たり前のことですが、当たり前の事を自然と丁寧にできて人と人の繋がりを大切にするチームでありたいと思います。

 

放課後等デイサービス おひさまぷらす  吉田広子