若草学園の実践ブログblog

経験と成長

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

一時、コロナ感染者ゼロの日々が続き、「やりたい!」「行きたい!」夏休みの計画を沢山立てていたのではないでしょうか?ですがそれも束の間、一瞬でコロナ蔓延あっという間にリスクレベルが上がり、更に悪天候も続き室内で過ごす事が多くなりました。女子小学生はごっこ遊びをよくしています。そんな中、可愛い小さな子がやって来ました。みんな、お世話が大好きです。一緒にごっご遊びをしたい、ても、小さな子も1人初めての環境と初めての人たちで不安と警戒心でいっぱい。泣いたり、怒ったり、叩いたり。最初は何をするにしても泣く事が多く、目一杯に自分の感情を表しています。いつもはお人形でごっこ遊びをしている小学生。でも、小さい子は人形ではありません。意思があります。思うように遊んでくれず泣いてばかりいる小さい子に対して「私になつかない」と腹を立ててしまう子もいます。そんな時はあえて、職員に対して泣き思うように支援が出来ない姿を見せます。すると、その姿をずーっと見ています。「私に」ではなく「みんな」に対して同じである事が分かった様子。まだ小さいので一つ一つ教えてあげる必要がある事、みんなの真似をして覚えていく事を伝え、「みんな同じだね」と話します。最近は泣いていても怒っていても腹を立てる事なくお世話する姿を見るようになりました。

言葉からイメージする事が苦手な子ども達の為に、出来るだけ沢山の経験をしてもらい真似をする事で行動や思考の幅を広げる事ができるようになって欲しいと思います。

夏の計画は「中止」ではなく「延期」、イメージの幅を広げるお手伝いをしてあげたいです。

 

 

                       

入所部 前田ひろ子