若草学園の実践ブログblog

家族が一匹増えた

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

私は小さい頃から、犬に吠えられたり、足を噛まれたりと犬にはいい思い出がなかった。

ある日、縁あって同居することになった柴の子犬。

どう対応したらよいか分からなかった。

数日が経ち、外から家に帰ると必ず尻尾を細かく振って出迎えてくれる。

手や顔をなめて挨拶をしてくれるようになった。

まるで、「あなたが無事に帰ってきて嬉しい」と言ってくれているような気がして、

思わず、ひっくり返った声で話しかけてしまう。

犬と散歩することで、地域の人に声を掛けられたり、挨拶を交し合ったりする人が増えてきた。

家族とも、犬の話題から会話をする時間が増えた。日々の生活で潤うような時間が増えたことは確かだ。

 

犬と同居することになって、忘れていた懐かしい感覚を思い出した。

その人(犬)がいるだけで、ほっとした気持ちになることってありませんか。

 

安心して話ができる相談員になれているだろうか。

一人でもほっとしてもらえている人がいるだろうか。いいえ、まだまだ。

相談で話を伺う時に、問題解決法ばかり探して悩んでいる私を反省した。

「話をしてよかった」と思われる、相談員になりたいと思う。

 

                     相談支援センターいちばん星 はんざわ