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「おもてなし」

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 先日まで行われていた、自国開催のオリンピック・パラリンピックを見ていて、1999年に開催された、くまもと未来国体・ハートフルくまもと大会を思い出しました。

 

 県内の至る所に競技施設が作られ、現在のえがお健康スタジアムやパークドーム、アクアドーム、グランメッセ、大津町の運動公園もこの頃に完成しました。国体道路も開通し、熊本が活気に満ち溢れていたと思います。大津町では少年サッカーの開催地になっていましたが、宿泊施設が足りないということで、地区ごとに選手は民泊をしていました。コロナ禍の現在では考えられないことですね。我が家でも、2名の選手を受け入れ、食事は母たちが当番制で公民館に集まって支度をしていました。今思うと、選手が試合でベストを尽くすことができるように、地区をあげて精一杯の「おもてなし」をしていたと思います。

 

 「おもてなし」の語源の一つとして、「もてなす」という言葉に丁寧語の「お」をつけて「おもてなし」としているのは、単に礼儀正しく人をもてなすだけでなく、相手の心に寄り添って、見えない部分にまで気を配るといった広い心遣いが込められているそうです。今後、私が相談支援をする上で、大切にしていきたい言葉だと思いました。

 

いちばん星 太田黒