若草学園の実践ブログblog

子どもに寄り添うとは

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新入園児がやってきた。どんな子どもだろうと他の園児らは珍しそうに見ていました。

同班のおにいちゃんが最初に他傷行為の対象になりました。かわいいねと手を差し伸べおんぶした瞬間に「がぶり」痛っ! どうしてと?半分泣きじゃくり。まだ学園に来たばかりで不安なのだろうと気遣う職員。

その子をあやす度に「がぶり」、それから職員の我慢比べが始まる、自分の身からその子に寄り添う、身体的に鞭打ってその子に寄り添う、毎日の繰り返しでした。その子に寄り添う事でいつしか自然に気持ちも寄り添うようになり他傷行為が無くなりつつあります。が、時には他傷行為に踏み切ることがあり近くで見守るしかありません。

本児が環境の変化に慣れるまで時間がかかりますが職員の寄り添いも必要になって来ることも再確認できました。

今後も寄り添いをして行く事で本児の成長を見る事が出来る、その事が素晴らしいと思います。

入所部 家入