若草学園の実践ブログblog

明けましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。

保護者の皆さま並びに関係機関の皆さまにおかれましては、新春を晴れ晴れしい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 昨年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、アスリートの皆さんの活躍する姿に胸が熱くなり、コロナ禍で疲弊していた心身に活力を与えていただきました。

 また、新型コロナウイルスに対抗するためのワクチン接種が始まり、国民が一丸となってコロナウイルスに立ち向かった結果、徐々にではありますが、ウイルスに怯えて生活をする状況から、ウイルスと上手く付き合いながら生活できる状況に変わってきています。

 そして、ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成功させてから60周年を迎えた2021年、amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏は自ら設立した宇宙開発企業の宇宙船に搭乗し宇宙旅行を成功させ、実業家の前澤友作氏は日本の民間人として、初めてISSでの12日間の宇宙旅行を成功させ、民間人の私には手が届かないと思っていた『地球と宇宙の距離』をグッと近寄せてくれました。

*前澤氏からは、『前澤サンタ』という企画で、若草児童学園の子ども達にクリスマスプレゼント(今年は宇宙にちなんで”望遠鏡”)が届く予定です。前澤さん、ありがとう~!

 他にも気持ちが前向きになれる出来事は沢山ありましたが、一方では大規模な災害に見舞われたり、不幸な事故に巻き込まれてしまうなど、辛くて悲しい出来事も沢山ありました。

 

 個人的な話になりますが、私の2021年を一文字で表すと『仁』です。

日本でも、古くから浸透している儒教の教えに五常(仁・義・礼・智・信)というものがあります。儒教では五常(仁、義、礼、智、信)の徳性を拡充することにより、父子、君臣、夫婦、長幼、朋友の五倫の道をまっとうすることを説いています。 
 その中でも『仁』とは、人間が守るべき理想の姿だそうです。自分の生きている役割を理解し、自分を愛すること、そして身近な人間を愛し、ひいては広く人を愛すること。義・礼・智・信それぞれの徳を守り、真心と思いやりを持ち誠実に人と接するのが、仁を実践する生き方なんだそうです。

 2021年の4月から若草児童学園と児童発達支援センターを管理運営させていただく立場となり、子どもたちの育ちを支えてくれている現場の先生方に心から感謝しています。新人の先生も中堅の先生もベテランの先生も、みんなそれぞれの立場や経験に応じて、『こどもの最善の利益』を考えた支援を行っていただいています。

 知識や技術を高めてプロフェッショナルを目指すことも重要ですが、そのための「指導」をするということよりも、日々奮闘する現場の先生方を「信じて」「精神的に支える事」が私の役割であると感じさせられる出来事が多い1年でした。

 そういった意味では、『仁』という言葉が一番響く年だったなぁと思いました。

今年もコロナ禍でのスタートとなりましたが、スタッフ一同、利用される方一人ひとりの最善の利益を考えた、施設入所支援、通所支援、相談支援に努めて参りますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

若草児童学園

児童発達支援センターおひさま

統括施設長 河野 光輝

♦若草児童学園の高校生たちが作った門松です!センスいい~‼♦

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若草児童学園の高校生たちが作った門松です。センスいい~!