保育所等訪問支援員の中村と申します。平素より、保護者様、学校や保育園・幼稚園の先生方、並びに関係機関の皆様には、保育所等訪問支援事業にご理解・ご協力を頂きまして、心より感謝申し上げます。
今日は、「次の階段はどこかな?」というテーマでお話をしてみたいと思います。
子どもの成長は、階段を1歩ずつ上るように、一般的には段階を順に踏みながら進んでいきます。
お子様の発達に関する検査をさせて頂いていると、特にそれを実感します。
運動や指先の使い方だけでなく、見た物の理解、言葉や社会性の成長などにも、それぞれに段階があるのです。
考えてみれば、私も、5段とばしで階段を上ることはできませんが、1段ずつであれば、ある程度の段数を上ることができます。また、今日いきなり42㎞走るように言われても走れませんが、今日は200m、明日は250mといった具合に少しずつ距離をのばしていくと、42㎞走ることは難しくても、5㎞であれば私でも走れるようになるかもしれないなどとも思います。
それは、お子様方も同様で、それぞれのお子様に、それぞれの発達段階があります。
療育や教育にあたっては、まずは初めに、今、お子様がどの段階にいて、次に上るのはどの段階かを見極めることは、大事な1歩目になるのです。
お子様方が無理なく楽しく、1つ1つ階段を上れるよう、「子どもは急(せ)かさず、大人は焦(あせ)らず」を合言葉に、そっとサポートしたいものです。
私も、微力ではございますが、その一助となれたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
児童発達支援センターおひさま 保育所等訪問支援事業 中村