先週SSTプログラムにて「心の温度計」というものを行いました。
自分のイライラをゲージに表すことにより、客観的にイライラを見つめたり、相手のイライラに気付くという活動です。
ただ、療育中の活動に密着したものにすると「自分の事を言われているのではないか」と考える子ども達もいるのかなと思い、今回は職員にアンケートで「子どもの時にイラっとした事」を聞き取り、その結果を子ども達に投げかけるようにしました。
職員の皆さんに尋ねると「家に帰ると誰もいなくてイラっとした」「待ち合わせの時間に遅れてきてイライラした」等の意見が出て、こんなことあるよね、怒るのもわかるな・・・等と思いながら、活動の時に子ども達に投げかけると意外な答えが返ってきました。
「え?そんなこと怒らないよ。だって親がいない間、好きにゲームとかできるもん。」
「待ち合わせの時間に来ないなら友達の所に行くし、ほっといてもなんか別の遊びをしてると思いますよ。なんで怒るのか分からない。」
そっか、大人のイライラと子どものイライラはちょっと違うんだとその時気づきました。
コンピューターもタブレットに変わりインターネットを気軽に利用できる時代、
友達関係も昔とだいぶ変わっているようです。
それと同時に親子の意識のズレも考えてしまいました。
「自分達の子どもの時はこんなだったから…。」とか「子どもはこうあるもんだ…」とかいう考えは意外に子どもたちには当てはまらないのかもしれませんね。
児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさま 緑