若草学園の実践ブログblog

心の拠り所

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昨年卒業したIくんは4月から中学生になりました。中学生になり、どうしているのかな?と放デイスタッフで話をしていたある日、思いが通じたのか、Iくんが来てくれました。照れくさそうに玄関に立つ姿を見て、スタッフはみんな大喜び!会いたかった思いが溢れてしまい、Iくんを囲んで質問攻めのスタッフ。そんなスタッフに慣れない自転車通学、部活動、勉強と毎日奮闘していることを話してくれました。少しの時間でしたが、Iくんの姿を見て、成長を感じ嬉しく思いました。見送る際に「また来てね!」と声を掛けると、「はい!また来ます!」と照れながら手を振ってくれました。

その後も「遊びに来ました!」と顔を見せに来てくれ、学校での様子を尋ねると、家を早く出るようにしているが、上り坂もあり自転車を押していくのに時間がかかることや、勉強が難しいこと等を話してくれました。頑張りを認める声掛けをしながら、あと少し早く家を出れるように意識することや、勉強は日々の積み重ねが大事なので課題の期日を守って提出しよう等、アドバイスをしました。帰り際「頑張ります!」と答える姿に、親のような気持ちで見送りました。

思春期になると素っ気ない態度を取ったり、モヤモヤした気持ちの向けようがなく口調が荒くなることもあります。学校が終わったらお友達と遊びたいや、ゲームの時間を増やしたい、家でゆっくりしたいなど、様々な思いを抱えながらおひさまに来ています。

「何でおひさまに行かなきゃいけないんですか?」「おひさま卒業したいです」と言われる子どもさんもいらっしゃいます。本人と保護者と一緒に具体的な目標を立て、「この目標を達成したらおひさまを卒業しようね!」と達成に向けて一緒に取り組んでいきます。今ではなくても卒業した後いつか「おひさまに来て良かった」「おひさまに来たから力が付いた」と思ってもらえたらいいな、だから今はきついけど一緒に頑張ろう!という思いで日々子どもたちと向き合っています。

【悩んだ時、誰かに話したい時、もちろん何もなくてもここに来たら話を聞いてもらえる、話すことで心が軽くなれる場所】

【「家ではやる気が出ないからここで宿題して帰ってもいいですか?」「疲れたから少し休憩して帰ってもいいですか?」と気軽に立ち寄れる場所】

子どもたちにとってそんな場所があると、より頑張ろうと思えるし、安心出来ると思います。

子どもたちにとって気軽に立ち寄れる場所、心の拠り所になれるよう、1日1日を大切に丁寧な関わりを重ねていきたいと改めて感じました。

卒業しても、みんなのことをいつも気にかけているし、応援してるよ。卒業してもいつでも来てくれるのを待ってます。

↑この写真は先月豆まきの時に、鬼に変装したスタッフです。もはや鬼ではなく、仮装のようになってますが・・・笑

子どもたちに笑顔の為に✨大人も全力で楽しんでます✨

児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさま 宇藤