若草学園の実践ブログblog

新しい試み✨

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新年度に入り、早1ヶ月が経ちました。あっという間ですね!☺

おもちクラスでは、今年度から午後のプログラムを認知、SST、運動の3つのグループに分け、2~4人のグループで活動をしています。グループ活動に変更するきっかけは、現場スタッフの想いからでした。🍀

・集団活動も大切だけど、個別支援計画書に基づいた支援を行いたい

・個々の能力を高めたい

・グループで活動することで、より丁寧な支援をしたい

・苦手なことにも楽しく活動することで、苦手意識を減らしたい

・就学に向けた支援をしたい

など、たくさんの想いがありました。

スタッフの想いと利用する子どもたちにとってよりよい考えはないかとみんなで意見を出し合い、今年度、午後の活動をグループ活動でやってみようと変更することとなりました。

認知グループは、言語聴覚士を中心に記憶、知覚、言語理解、注意といった考えを元に個々の発達段階に合わせてプログラムを考えています。座ってお勉強するだけなんじゃないの?と思ってしまいますが、体を動かしながら取り組む内容もあり、時間いっぱい集中を促す工夫もしています。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)グループは、公認心理士を中心にお友達とのやり取りの練習や感情コントロールについて、カードゲームやおもちゃ遊びを通して、学んでいます。我慢することが良いという訳ではなくて、落ち着いて話し合う、モヤモヤすることを感情的に伝えるのではなく、適切な方法で伝える練習をしています。

運動グループは、理学療法士を中心に就学に向けて必要な筋力をつけ、身体、手指の使い方を学んでいます。例えば、バランス感覚を養うことで、立ったまま上靴を履く、脱ぐ力を付けたり、手指動作を取り入れることで、食事場面や着脱にも般化することが出来ます。

あくまでも活動内容の一例です。

利用する子どもたちに合わせた内容を考えています。

今年2月からそれぞれのグループで準備を始め、全体での話し合いをし、3月からシュミレーションを重ね、4月後半から実際に実施しています。

初めての試みでもあったので、子どもたちの反応に不安もありましたが、びっくりするぐらい、順応し、楽しんでくれたことでスタッフも安心しました。また、グループ活動があることで、より個別支援計画書に沿った支援をみんなで考える機会にもなり、チーム力も少しずつ高まりつつあります!

初めて取り組むことに対しては、スタッフも不安からネガティブな発言をされるときもありましたが、みんなで力を合わせて、同じ想いで取り組むことで、内容の深いものになり、チームの結束も高まったように思います💛

これからもよりよい支援が続けられるよう、話し合い、改善策を考えながら同じ方向を向いて支援していきたいと思います✨

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 服部