朝・夕と昼間の温度差をひしひしと感じられるようになってきました。
衣替え、布団を干して入れ替えをしたりと冬支度が始まっている頃だと思います。
学園の子どもたちは、まだまだ半袖のポロシャツでの登校が多いようです。
小学3年生のK君は、元気いっぱいで笑顔も素敵な男の子です。
やさしいところもたくさんあり、やんちゃな年下の子に顔をつままれたり、引っ張られてもニコニコ笑顔で遊んでくれています。
しかし、最近調子が悪く職員全体で支援に悩んでおり、医師に相談して薬を変えてもらったりしながら様子を見ています。
調子が悪くなると物投げ、噛みつき、引っ掻き、殴る、蹴る、放尿等傍にいる園児、職員おかまいなしです。
なぜ?急にそんな行動をしてくるのか?
かまってほしい、見てほしい、聞いてほしい・・・
何度も職員間で支援について話し合いを行い、K君との関わり方を試行錯誤しスケジュールを作って試したり、ぎゅっと抱きしめたり、負の行動には反応せず良い事をしっかりほめて自信をつけようと試みたり、調子が悪くなりそうなときはその場から離し気分転換をしてみたりと暗中模索中です。
服薬・行動療法での変化はあまり見られません。
思い切って環境を変えてみるなどの提案もあります。
メンタルが保てないときもあります。それでも・・・
一番きついのはK君、困っているのはK君なんだといつも心に思い
K君にとって一番安心できる支援の手立てを振り返りながら考え、共有し実行していきたいと思います。
入所部 山下