少し前から朝礼の際に意思決定支援にまつわるエピソードを発表する時間をとっています。小さなことでもいいからどんどんエピソードを話して行き、職員の感じたことや思いを確認し合おう!と取り組んでいます。私は動物看護の学校へ行っていたこともあってか、違う視点からの意思決定支援についてのエピソードをお話しました。今回はその内容について書かせて頂きます。
私がおひさまの職員になった時に同期だった仲間が主役のお話です。名前は、あずきとおもちといいます。彼らのおひさまでの仕事は、アイドルだったりセラピストだったりと色んな肩書があり、日々多忙にしています。彼らは私達と同じ言葉を使ってやりとりをすることは出来ません。しかし、彼らの存在で子ども達の心を豊かにしたり、意思を表現する機会を与えてくれるとても大切な存在です。出来た性格なので、色んなことに柔軟的に対応をしてくれています。子ども達が可愛がってくれることでリラックスしてコロンと転がりお腹を見せる反面、スキンシップの中には、今の触れ方は少し痛かったんじゃないかなと感じることがあります。時に体調を崩す彼らを見ていると、意思決定支援の根底にあるものを感じます。言葉なきものの思いに寄り添い、本当に伝えたいこと、思っていることを表現していく支援。伝えることが難しい時には適したサポートしていくことが出来たらと思います。
ちなみに、彼らは正直な部分も持ち合わせていますので、大きな仕事が終わった時にはご褒美を求めてアピールをしてくることがあります。「もしかしたら、ちゅーるが欲しいのかもしれませんと」と上司に相談し、提供すると即座に平らげ、その後は私に背を向けて毛づくろいへと入るのでした。
児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさま 永田