先週、体調を崩して発熱もあり、受診して検査を受けたところコロナとインフルエンザAがどちらも陽性の結果が出て、そんなことがあるのかと驚きましたが処方された治療薬がよく効いて3日目には体が楽になりました。
コロナが5類に移行して、検査や治療薬等、費用は3割負担で特にコロナの治療薬は3割負担でも9000円と高価なものでしたが、効くのならと思い処方していただきました。検査もお薬のことも事前に金額等の説明があり、意思決定は患者に任せられました。
2年ほど前に、発熱して検査を受けたところ、その時はコロナは陰性で、解熱剤だけの処方で、体調も良くならず何日も熱、頭痛、倦怠感が続きました。5日ほどのち、娘と息子が発熱し、検査の結果、息子は陰性、娘は陽性でした。娘は基礎疾患があるのでコロナの治療薬が処方され、息子は私と同じ対応でした。夫も基礎疾患があり、コロナの症状はありませんでしたが、家族に陽性者が出たため、かかりつけ医療機関で検査を受けなくてはならず結果、コロナ陽性が出ました。
夫にもコロナの治療薬が処方され、4人それぞれ別室で隔離状態で療養しました。治療薬が処方された娘は回復が早く、夫は元々無症状で、治療薬も出たので体調も悪化することはありませんでした。陰性だった私と息子ですが、ずっと体調不良が続いて、再び受診した時には、医師からも検査では出なかったけれどコロナだったのかもしれませんねと言われました。コロナの後遺症なのか長い期間、喘息様の咳が続きました。
今回、検査や治療薬に高額な費用はかかりましたが、正しく診断され、治療が受けられたことでこんなにも早い回復ができたことは本当にありがたいことでした。前回、陰性で症状が辛かった時のことを思うと、正しい診断と治療がどんなに大事か痛感させられました。
体調不良が続く病気では、起立性調節障害や非定型ウツ病など当事者は辛いのに周りからは怠けていると誤解されやすい病気もあります。
また、症状があるのにはっきりとした原因がわからない病気も多くあります。このような病気を未診断疾患というそうです。
希少であるために診断に至っていない、原因がわからない病気を調べるプロジェクト[IRUD]というものがあるそうです。遺伝子を調べることで診断の手掛かりを見つけ、治療法の開発につなげるプロジェクトだそうです。ただこれは研究に参加するものであって、保険診療として医療に組み込まれているものではないそうです。コロナウィルスのような感染症は多くの人たちが罹患しますから、治療薬の開発も急ピッチで勧められ、今では5類に移行されました。
原因がわからない、正しく診断されないのはどんなに辛いことかと思います。未診断疾患の研究が進み、1人でも多くの方が快方に向かわれるように願ってやみません。
児童発達支援センターおひさま
保育所等訪問支援事業 一山直子