あかつきの実践ブログblog

家庭の味・料理❓

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コロナ禍になってから、外食の機会がなくなりお家ご飯を作る機会が増えましたね。
私事ですが、両親が共働きでしたので小4の時から父の夕ご飯当番となり、初めは母が用意した食材で焼いて出来る物でしたが、小6の時には自分で献立を考え作り出しました。包丁の使い方も、きちんと教えてもらう事もなく料理も見よう見まねでした。よく指を切ったりして『ケガをすると自分で覚えるからね』が母の口癖でした。作り方もですが、味付けも分量ではなく『自分の舌が覚えてるでしょ?』との一言・・・(@_@)
母は、祖母の代から食堂を家族で営んでおり、料理は手慣れたものですが、子供の私には難しくもあり何もかも勉強でした。
私の料理で「焼きナス」が一番忘れられなく、皮を剥いて焼いて出したらスカスカの違う物が出来上がり、父から「茄子🍆を皮つきで焼いた後、皮を剥くんだよ」と教えてもらいました。失敗して一つずつ覚えて行く事で料理が上達していくんだと思いました。
祖母からも味は分量ではなく、舌で覚えれば似た味が出せるから大丈夫!それが家庭の味だよと教わりました。
祖母から教わった料理おはぎです。結婚当初、おしるこを作りその後あんこを作りたいと思ったのですが、水っぽくてあんこにならず祖母に電話して作り方を聞きました。『水っぽいなら根気強く、焦げないように水分を飛ばし練りなさい。味は子供の時から食べてたから大丈夫でしょ!』の一言でした。上手く出来た時は感激しました。
何年か前に、認知症の祖母にも私が作ったおはぎを食べてもらいましたがうん、私の味美味しいね』と喜んでくれました。今では、その光景良い思い出となりました。祖母のおはぎは、お彼岸・お盆の時には忘れずに作り、お世話になっている方々にお供物として召し上がって頂いています。
『お祝い事や行事ごとは、お金はなくとも手作りの心のこもった物でしなさい』祖母の教えです。この教えを私の娘達にも伝えて行ければと思います。

追伸
娘達から「お母さん料理を教えて」と言われましたが「味付けは適当だから、調味料しか教えられないし、後は舌が覚えてるよね」と母や祖母と同じ言葉を返していました。娘達が私の料理は適当料理だけど美味しい、分量を量って料理は不味いから作らないでと言われる始末(´;ω;`)料理って奥が深いですね。
私の家庭の味は、祖母の食堂の味かもしれません(笑)

介護職:鈴木