コロナで大変だったこの3年余り。やりたくてもできなかったことが沢山ありました。5月連休明けには5類に変更されることを受け、地域の皆様からの様々な活動の再開のご依頼も増えてきております。施設においても、特にご入居者方が楽しみにされているバスでのお出かけ行事(ドライブや買物、バスハイクなど)を徐々に再開の方向で、職員たちも準備を始めていくことでしょう。医療機関や高齢者施設での感染対策は今後も奨励されていくのですが、それでも、行動や面会の制限は緩やかにして、元通りの方向で検討しております。
事業については昨年オープンした通所介護事業所サンテあかつきが、地域密着型から広域型の通所介護事業所として再出発いたします。これまで熊本市内に住所をお持ちの方だけの利用となっていましたが、新年度からは近隣の市外地区の皆様にもご利用いただけるようになります。利用をしたいという熊本市外の方からのお声にもお応えできるようになりますので、これからも益々ご愛顧いただけたらと思っております。
更には、同法人の事業所・白川の里の居宅介護支援事業所と訪問介護事業所が、サンテあかつきと同じ建物に併設されることになりました。白川の里とともに地域の在宅福祉サービス(介護保険サービスを中心とする)を一体的に対応いたしますので、ご要望にお応えできるよう努力してまいります。
あかつきの入所部門・軽費老人ホームは本年9月で創立50周年となります。半世紀もの間、地域の皆様にご愛顧いただきながら、特に軽費老人ホームというあまりなじみのないタイプの高齢者施設ですが、熊本の第一号の施設として運営してまいりました。現場で働く者や軽費老人ホームを知ってくださっている方々には、この施設がとても意義のある施設であることは明白なのですが、国の方針としては、これをあまり必要とは思っておりません。あと半世紀先では、高齢者人口もかなり減っていることでしょうし、高齢者福祉がどうなっているのか、高齢者のニーズがどう変化しているのかは検討もつきませんが、今後5年・10年・20年先の軽費老人ホームの未来がいい方向に変わっていくように、近い未来のあかつきが地域の皆様に愛されていればいいなぁと思うばかりです。そしてそれにお応えできるよう業務に励んでまいります。
福祉全般で地域に貢献し、働く人が喜びをもって仕事ができ、住む人・通う方々が楽しくて安心して過ごせる場所づくりを目指して、今後も一生懸命努力してまいります。それがあかつきの存在意義であると信じて!
あかつき・施設長・中村猛🍀