あかつきの実践ブログblog

「自分の役立ち方」中村🍀

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私の末の妹には、この春新中1の息子(以下・甥)がいます。東京育ちですが、妹の離婚を機に一緒に帰熊してきまして、今は私の両親と4人暮らしです。小学校区は違いますが中学校区は同じで、車で10分ほどの所に住んでいます。おとなしく人見知りですが運動ができ勉強も好きだそうです。

先日、息子の部活の卒部会で顧問のU先生から私と息子に直接話があり、「お父さんの妹さんには今度中学に上がる息子さんがいるでしょう?。先日妹さんから進学相談を受けました」とのことで、小5の頃から、学校でキツイ思いをしてて、6年生の間はあまり学校に行けていないとの話でした。その後妹と母に事の詳細は聞いたのですが、かなり大変だったようです。中学に上がるこの機会に、たまたまU先生が甥の件で経緯を聞き心配してくださっており、中学からの対応はしっかり行います!ということに付け加え、息子に「従弟君にはテニス部の勧誘をしておけ!」と言っておられました。U先生なら間違いないと私と息子で、妹と甥に伝えておきました(のちに甥からテニス部に入ると息子に話したらしく、息子が喜んでいました)

この話は結局のところ最近になって第三者によって然るべき機関に通報されたらしく、その小・中学校で対策が講じられるようになったと、小学校の教頭先生から連絡があったとのことでした。私からすると、ちょくちょく父の病気の心配で顔を出していたので、もっと早く妹から打ち明けてほしかった部分もあり、逆に甥が熊本に来た時に、父親代わりになれればと思っていたのに、何もしてやれていなかったと反省する機会でもありました。

妹からこの機会に相談いいかな?と、甥が犬を飼いたいと言っているとのこと。私が保護団体と通じているので、いい縁があれば犬を保護したいとのことでした。依頼を受けてから約1か月が過ぎた先週のこと。県北の保健所に保護されている推定3~5歳のくらいのミックスの保護犬の情報と、熊本市内の生後3ヶ月くらいの3兄弟の子犬の情報が入り、写真と連絡先を送っておきましたら、2日後妹からの連絡で、県北の保護犬に甥と会いに行き保護することに決めて来たそうです。4/3(昨日)引き取りに行っています。甥が初めて会いに行ったとき保健所の桜が満開だったので、女の子で”さくら”と名前を付けたそうです。

もうひとつ妹から報告も兼ねて、現在の職場(熊本市内の病院)を5月いっぱいで辞めるとのこと。この病院には古くからの知り合いのワーカーがおり、いい職場ではないことは聞いていました。妹も”今、週に一人は職員が入れ替わっている感じ”と言っています。自分が我慢して残っている義理もないと、甥のこともあって辞める決意を固めたようです。いい医療現場があれば情報が欲しいとのことでした。

私の息子は息子で甥のことが心配で、”卒業式に中学の制服を着て兄ちゃんのフリして出席しようかな”と言っていたのですが、親子ですね…私もちょっとそっち系の方みたいにテカテカのスーツを着て父親のフリして卒業式に出ようかと同じようなことを考えていたぐらいです。(これはどちらも却下されました)。そんな甥に息子が何かしようと、息子が甥を誘い私と3人で荒尾のあの有名な遊園地へ行ってきました。甥が行きたいと言っていたので、この日曜日(4/2)に計画しました。アトラクションは平均90分待ち当たり前のものすごい人出で、3人ともヘトヘトでした。

きっと甥は甥で自立していけると信じていますが、それまで大人が見守らなければいけなくて、私はその一員であったわけです。私も子供のころ経験があり誰にも言わずに自力でこなし大人になりましたが、甥は難しいかもしれない。ゴッつくて面白いおじさんであり、何でも気軽に話せるお父さん的役回りが私にあったことを今回実感させられました。息子も兄ちゃんとしての自覚が芽生えていたように思います。

人が私をどんな風にして頼っているかにもよりますが、自分ができることが少しでも人の役に立つもので、自分の満足より人の満足が優先され、自分がしてあげたいと思ったことには、責任がありつつもある一定の成果は伴うものです。人にして欲しいと、その時私のことがすぐに頭に思いつく存在でありたいと、公私ともに思う機会でした。

あかつき・施設長・中村 猛🍀

左が新中1の甥・右が新高1の息子

 甥と引き取ってきた保護犬のさくら