学童保育施設の実践ブログblog

かぶらないゲーム(南小クラブ)

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先日雨が降った日の事。外にも出られず、子ども達とどうやって過ごそうか?‥と考えている時に、4年生の女の子達が「ねぇ!先生、前にやった事があるたい!連想ゲームみたいなやつ‥。」するとYさんが「思い出した!かぶらないゲーム!」と言います。かぶらないゲームとは、例えばお題を出して、そのお題にそってチームごとに一つだけ答えを発表していくもの。●お買い物に行く場所といったら?●学校の先生といえば?●赤い物といえば?と、とにかく、みんなの答えがかぶらなければ成功!というルール。いかに、みんなが答えそうにないものを考えていく事がポイントとなるのです。出題者は6年生Cさん。

さぁ問題を書くよー!

第1問目は、お買い物に行く場所は?と書かれました。さぁ!これを見た参加者のお友達。チーム同士で「どこ行きよる?」「オレはイオンかダイレックス」とコソコソ話をし始める子ども達。周りに聞こえないように話し合いを進めています。時間制限も1分間と決めカウントダウンしていきながらゲームを盛り上げる子ども達。そして、いよいよ発表の時が来ました。1番手「せ〜の!イオン!」2番手「鮮度市場」3番手「ヒロセ」と順調に進んでいきます。(大津町内のお店を攻めてきていますね)その後も、「コスモス」「トライアル」と答え、町内を飛び出し「光の森」「マックスバリュー」と、どのチームも、かぶりません。全部で11チームあったのですが、後半に入ると段々と緊張が高まってきます。そろそろ、答えがかぶらないか?と思ってきた矢先、10番手が「業務用スーパー」と答えたのです。おーっ!そうきたか!と感心しながら、最後のチームに差し掛かった時、気づいたら何人ものお友達が両手を合わせ祈るかのように静かに見守っていたのです。そして、こう答えました。「セブンイレブン」その瞬間、みんなの驚きの顔と、答えがかぶらなかった事に手を叩いて大喜びする子ども達でした。まさかのまさか!みんなの答えがかぶらないなんて。まさしく奇跡の瞬間でした。例えゲームといえど、このいい緊張感の中、知恵を出し合いながら答えていく「かぶらないゲーム」またやりたい!とリクエストが出ているので次回もやってみたいと思います。           高木佐代美