風の子保育園の実践ブログblog

病気になった時のホームケア②  (~給食室~)

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今回は、9/25付の『ホームケア①』に引き続き、ホームケアの基本的なポイントをお伝えします。

 

まずは、前回お話をした 水分電解質 の補給をし、脱水症状を予防すること。

 

電解質 とは、人間の体液に含まれており、細胞の浸透圧を調整したり

筋肉細胞や神経細胞の働きに関わっているものです。

主に ナトリウム や カリウムカルシウムマグネシウム などがあります。

 

発熱による発汗や嘔吐・下痢などで体外に排出された電解質

飲み物や食事で新たに吸収されることで、体のバランスが保たれます。

 

食欲が出るまでは水分と電解質の補給を行い、症状が落ち着いてきたら

回復に必要な栄養 を摂りましょう 🙄 

 

基本的な発熱時の食事の摂り方として・・・

使う食材は、消化しやすい 炭水化物 からスタートします。

 

調理のポイントは・・・消化しやすくするために

『食材の切り方・硬さを、年齢よりもワンステップ前に戻すこと』です

 

やわらかいおかゆなどから始めて、食欲が出てきたら徐々に量を増やして

ビタミン や たんぱく質 を加えていき、いつもの食事に近づけていくとよいかと思います。

 

子どもは、体温調節機能が未成熟なため、体温が変動しやすい特徴があります。

泣いたり、動き回ったりするだけで、体温が高くなっていることもありますが

体調不良や病気の症状を自ら訴えることもなかなかできません。

 

自分が子どもだった頃、体調が悪く辛いときには

母や祖母がひと手間かけて、おかゆやおじやを作ってくれたこと

りんごをすりおろして食べさせてくれたこと

そんな愛情や優しさを、今でもしっかり覚えています。

 

無理なく少しづつ体調を整えていくことはとても大切なことで

昔から伝えられてきたことなのだと感じました。

 

日常的に子どもの健康状態をよく観察して、具合が悪そうだと気づいたら

病院を受診されたのち、ご家庭でのケアをよろしくお願い致します。

※二次感染を防ぐために、ケアの前後に手洗いをお忘れなく・・・