ある日の外遊びをしていたときの出来事です。
「久しぶりに縄とびを使った運動遊びをしてみよう!!」と思い、子どもたちと一緒に長縄をジャンプして跳び越えたり、少し難しいとは思いましたがけんけんしてみたり、という動きをやってみました。縄をけんけんして跳び越える、という動きで保育者が間隔を空けて縄を並べていると、しばらくしてAくんの口から「先生、これボーリングみたいだね」という一言が!!
「確かに!!」とAくんの面白い見方に感心しました。
そしてボーリング大会が始まりました。ピンはなく転がすだけでしたが、保育者が「ストライク」と言うと、子ども達も転がしながら「ストライク」と言って遊びを楽しんでいました。
そして、その遊びを何度か繰り返していると、次はBくんがピンではなく丸の形を描き「ここにボールが入ったらストライクね」と自分たちで遊び方を考えて遊ぶ姿がありました。
2歳児ながらに、自分たちで遊びを考え、遊びを発展させより楽しくなるように工夫している姿にとても感心し、成長を感じました。また「ボーリングに見える」というのは子どもならではの視点、見え方、発見だと思います。
そんな子どもたちの発見・気づきに共感し、肯定的に捉えることで遊びもどんどん広がっていくと思うので、子どもの発言する言葉の1つ1つを聞き逃さないようにしていきたいです。また、子どもの視点で物事を見ることで、私たち保育者が子どもたちに気づかされていることもあるんだな、と改めて感じました。