朝から室内で遊んでいると、A君が
「先生~…パンツぬれちゃった…」
と元気のない声で駆け寄ってきました。
そういえばさっきトイレに誘った時来ていなかったな…と思いながら
「ぬれちゃったね。新しいパンツに着替えよう」
と声をかけ、着替えを手伝おうとすると、
「パンツ嫌だ!! オムツがいい!!」
と泣き出し、激しくパンツを拒否するA君…
「こっちとこっち、どっちがいい?」とパンツを選択させてみたり、
違う場所に行ってみたり、
保育士を変えてみたり…
言葉掛けや対応に工夫をしてみても、その固い意志は変わりませんでした。
よっぽど濡れたことがショックだったんだろう…と思い、
オムツを履いて過ごすことにしました。
その後思いきり戸外で遊び、再びトイレに行くと、そこにはA君が
パンツをはく姿が!!
しかも
自分でパンツをはくと言って持ってきたというのです!!
さっき泣いていた時と全く別人のようにキラキラしているA君。
その光景が嬉しすぎて
「A君すごい!!パンツ自分で持ってきたの?!偉いよ!!」
と褒めると、A君は自信に満ちた嬉しそうな笑顔で、
「だってパンツかっこいいんだもん!! 」
と言いました。
最初はトイレが間に合わず、濡れてしまうことはよくあることだと思い
気にしていなかったのですが、
きっとA君にとってはショックな出来事だったのだと思いました。
そのA君の気持ちにしっかり寄り添うこと、
そしてじっくり待つ!!
という大切さを改めて感じた出来事でした。
常に子どもの目線になって、
寄り添って丁寧に関わるということを忘れず、
一人ひとりの思いをしっかり受けとめられる存在になりたいなと思います。
林田