風の子保育園の実践ブログblog

ラディッシュに来たお客さん(3歳児 つき組)

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6月の中頃にみんなでラディッシュの種をまき、3週間ほど経ちました。

芽が出るまで、“ちゃんと食べられるくらいに育ってくれるのだろうか”と心配になったこともありましたが、ぽつりぽつりと双葉を出し始め、それからはどんどん増えていき、「こんなにたくさん蒔いたかな?!」と思うほど芽を出してくれました。朝、昼とプランターの様子を見に行くと、朝は平たかった土がこんもりと盛り上がっていたり、土の下から一生懸命に伸びてきて双葉を開こうとしていたりと、“数時間しか経っていないのに、こんなにも変化するのか!”と驚いたとともに、おもしろくもありました。子どもたちも、自分たちで植えたラディッシュが気になり、プランターの様子を観察しに行っていました。

 

葉が茂り始めた頃に間引きを行い、あとは食べられるようになるまで待つだけだったのですが、ある日、プランターの様子を見に行くと、葉っぱに異変が・・・

ラディッシュの葉が穴だらけになっていたのです!!

 

よく見てみると、あおむしがたくさん💦

このままでは、せっかく植えたラディッシュがあおむしに食べ尽くされてしまうということで、子どもたちとも話をしました。

保育者:「ラディッシュは、誰が食べるために植えたの?あおむし?それとも、みんな?」

子ども:「みんな!!!」

保育者:「このままだと、みんなでラディッシュを食べる前に、あおむしが食べて無くなっちゃうかもよ?」

子ども:「えー、いやだ!」

保育者:「みんなで食べるために植えたけど、あおむしもお腹すくよね。どうしたらいいと思う?」

子ども:「半分こする!!」「大きい葉っぱ!(があればいい)」

やさしいですね(*´ω`)

こんな会話をした後、あおむしには他の葉っぱを食べてもらうために、見つけたら別の植物に移動させようということになりました。

 

そして、見つけた中から、数匹を虫かごの中で飼ってみることにしました。

ツマグロヒョウモンの時と同様に、子どもたちは興味津々です。

ラディッシュの葉以外にどんな植物を食べるのか、タンポポの葉、カヤのような平行脈の葉、給食室からもらってきたキャベツの一番外側の葉、どれを食べるのか実験です。

午睡から起きると、真っ先に虫かごの中の様子を見に行く子どももいました。

 

飼い始めた翌日の朝、虫かごの中を見てみると、3匹がサナギになっていました!!こんなに早くサナギになるとは思っていなかったので、保育者もびっくり。ツマグロヒョウモンのサナギは黒っぽい色でしたが、今回のあおむしは黄緑色のサナギです。子どもたちも、その違いに気付いているようでした。

子どもたちに、「どんなちょうちょになると思う?」と聞いてみたところ、「水色!」「赤!」という予想でした。

どんな蝶に変化するのか、毎日観察して、変化を見ていきたいと思います。

 

槇本