緑ケ丘保育園の実践ブログblog

晩秋をむかえ

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 紅葉した山々や木々。秋深まる晩秋の季節となりました。日ごとに日の短さと冬の訪れを感じさせる長い夜。夜空を眺めると真っ暗な空の中に美しい星たちが点々と瞬き輝いています。暗黒の冬の空に光る冬の星は特に綺麗です。そして子ども達の目を見ているとどの子もこの夜空の星のようにきらきらと輝いています。この子たちの未来は無限に広くみんな可能性を秘めていることを改めて感じます。乳児から幼児への0・1・2歳児クラス。この時期はまだ小さくて思いを言葉にしてうまく伝えることが出来ません。コミュニケーションの術は、泣いたり・怒ったり・癇癪・そしてホット満面な笑顔。子ども達はそんな真っすぐな思いを全身で表現し私達大人に伝えてくれます。その思いを周囲の大人や保育者が汲み取り理解し受け止めてあげることは、子ども達にとって安心する居場所(心の基地)を見つけられることになります。又関わりの中でで自分が大事にされた経験は自己肯定感となり、心の安定と自信、自立心を育むことになるとも言われます。子ども達のくしゃくしゃに泣きじゃくった涙を拭きながら、思いを受け止めた後は、一生懸命に伝えてくれたまだ幼い子どもを抱きしめ、いけない時は好ましい行いを伝えること。そして傍で寄り添いたくさんたくさん誉めてあげること。一人ひとりの個性を大切していくこと。コロナ禍で通年の行事がままならない中だからこそ今一度保育の基本に立ちかえることの大切さを感じます。子ども達の真っすぐな純粋な心に沢山の幸せな経験の場となる保育園でありたい。保育に携われることに感謝しそう律する今日この頃です。

濱田