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「しらかわフェスティバル~かけっこ編」 4歳児ひまわりぐみ

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「しらかわフェスティバル~かけっこ編」

 

   グラウンドに足を踏み入れた途端、歓声を上げて走り始めるひまわりさんたち。走るのが楽しくてたまらないみたいです。

 今年度は「様々な走り方を覚え、かけっこの面白さを知ろう」というねらいでかけっこに取り組んできました。そのベースとなっているのが「安田式体育遊び」です。心と体の力みをとる動作として「走る」「転がる」「ぶら下がる」「とび跳ねる」「渡る」「登る」の6つの動作があげられます。それぞれの動きを多様に段階的に経験することで、運動能力の向上を図ることができます。

 「走る」動作に着目すると「大股歩きかけっこ」から「ピョンピョンかけっこ」、さらに「ケンケンかけっこ」から「スキップかけっこ」というように難易度が上がっていきます。

「ケンケンかけっこだよ♪」

 

 また「よーいどん!イェーイ」から「ハイタッチかけっこ」「ジャンケンかけっこ」とゲーム性が高まっていくかけっこもあります。

「(自分たちで)よーいどん!」

 

「ジャンケンに勝ったら走れるよ!」

 

 平均台を用意することで、保育者が声をかけなくても戻る場所や順番を理解することができます。安田式体育遊びは回遊方式が多いので、1度走ったからといって終わりではありません。「そろそろやめようか?」と声をかけるまで、繰り返しかけっこを楽しんでいます。おそらくかなりの脚力がついたことでしょう。

 

 体操教室では、お友だちとペアを作り「Uターンかけっこ」にもチャレンジしました。

「力を合わせてゴールを目指そう!」

 

 また、一人ずつ走りゴールテープをきるという体験もしました。その際、「ボクたちでゴールテープを持ちたい!」という声も上がりました。「ボクはスタート係になる!」とスタート旗を握るお友だちも。芝生グラウンドではラインが分かり辛いため、

コーナーのラインをお友だちが並んで作りました。走るお友だちに「がんばれー!」と声援をおくる姿も見られましたよ。この調子なら子どもたちだけで「かけっこ」の進行ができるのでは?と頼もしく思いました。

「やったー、ゴールだ~!」

 

「よーい・・・!」

 

「SくんもHくんもがんばれ~!」

 

 様々なかけっこを経験したことで昨年よりももっと「かけっこ」が好きになったと思います。そして「どんな走り方だってできるよ!」という自信につながったことでしょう。

 自信たっぷりにグラウンドを走るひまわりさんたちの姿を楽しみにしていて下さいね。

 

林 信彦