白川幼稚園の実践ブログblog

「カニさんってね〜!?」5歳児 さくら組くまGr 首藤

カテゴリー:白川幼稚園の実践ブログ

「カニさんってね!?」5歳児 さくら組くまGr 首藤

現在くまグループでは

「生命の不思議さや尊さにに気づき、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちを持って、関われるようになってほしい」

というねらいのもと、散歩先で見つけたカニを、みんなで育てています!

 

子どもたちが話し合いを行った結果、

◎餌やりと水換えは、その日のリーダーさんがする!!

という、決まりごとが出来、毎日せっせとその日のリーダーさんが、お世話を頑張っています

 

そんな中、お世話をしていくにあたり、だんだんカニさんのことに、様々なことに気づいたり、興味を持ったり、詳しくなってきたお友だち!!

ある日、朝、お部屋に入ると、クラスほとんどの子が、カニが入っている虫かごの周りに集まっています!!

なんだろう??と近づいてみると・・・

「先生〜!!Yくんが、カニのご飯、おうちから持って来てくれたばーい!!」

と、数名の男の子たちが、教えに来てくれました!!

「えー!!本当?ありがとう☆☆

と担任も近づいてみると・・・

Yくんが持ってきてくれた、小魚をカニが食べると、みんな大喜び!!

 

 

「おっ!!今食べたー!!見て!ほら!」

「あっ!本当だぁー!すげー!」

などと、大盛り上がり

 

また次の日は、Sくんもおうちから、

「カニさんのエサ、持ってきたー!」

と、持ってきてくれました

 

 

また、ある日は、Hちゃんが、

「カニの育て方」が書いてある紙を持ってきてくれ、みんなその説明文に釘付けでした(笑)

Kちゃん「カニの水の中に、タニシを入れとけば、水が汚れないんだよ!カニ2匹に、タニシを3匹入れれば大丈夫!!」

 

 

「へぇー!じゃあ、またタニシを捕まえに行かなきゃ!!」とみんな!!

 

 

 

他にも、飼育していくにあたり、子ガニが死んでしまっているのを見つけた、その日のリーダーのAくんは、みんながいるところに駆け寄ると・・・

「おい!!みんなー!子ガニはもう捕まえん方がいいばい!弱いけん、死んでしまったとばい!!」

と、みんなに伝えていたり・・・

 

ある日は、週明けにカニが一匹、死んでしまっていることに気がついたお友だち。

「どうして、死んでしまったのかなぁ〜?」と、担任が声を掛けると・・・

 

「土曜と日曜に、エサやってないけんじゃ?」

「寒くなってきたけん、水が冷たいんじゃない?」

「水道の水じゃなくて、川の水じゃないと、だめなのかな?」

 

など様々な??が、子どもたちの頭の中にも浮かんだようでした!

そして、留めの一言・・・

「じゃあ、金曜日に首藤先生が持って帰って、また月曜日に持って来ればいいじゃん!」(笑)

 

しかし、私も反論(笑)

「いやぁ〜?先生は、おうちにカメとメダカがいるし、それだけでお世話が大変だからちょっと、無理だなぁ〜!」

と言うと・・・

「あっ!!じゃあ、わかった!!」と、Hくん!ついに自分たちでお世話するっていうかなぁ〜?と思いきや・・・

「しほ先生(いつもくまグループに入ってもらっている、先生です!)に持って帰ってもらえばいいじゃん!!」

 

その言葉にみんなのっかり「いいねー!!」とのこと(笑)

「じゃあしほ先生、明日来るから聞いてみたら?(笑)」

との会話をしました(笑)

身近な生物をクラスで養うにあたり、飼育環境の大切さに気がついたり、様々な疑問を持ちながら、実際に経験していくことで「命の大切さや尊さ」に、少しずつ気づいていってるようです。