白川幼稚園の実践ブログblog

♡「ハッピーサークル」♡

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白川幼稚園には、保護者の方の活動で「折り紙の会」「ミニバレー」

「絵本の読み語り」の3つのサークルがあります。

その3つを称して「ハッピーサークル」といいます。

幼稚園という集団に子ども達が入園してきます。

めてなのは、子どもだけではなくお母さん達も、初めてのことが一杯で「うちの子、朝、毎日泣いているけど、だいじょうぶかな~」「○○持たせてくださいって言われたけどこれでいいのかな~?」など不安な事が沢山出てきます。

私達、保育士が話を聴いたり、アドバイスすることは勿論なのですが、お母さんたち同志、同じ悩みがあったり、誰かに話を聞いてもらうとホッとするという事があります。そんな、人との繋がりができるきっかけづくりをしようと、保護者の方に声をかけ、お茶菓子とコーヒーを用意し「おしゃべり会」と題して始めました。

時には、講師の先生を招いて、子育ての参考にして頂いたこともありました。

(楽しいひととき会話も弾みます~折り紙)

 

ある年、大津町の福祉祭りで「折り紙教室」が行われ、白川幼稚園からもお手伝いすることになり「おしゃべり会」の参加者の保護者の方に『折り紙』の得意な方がおられ、その方にもお手伝いをお願いしました。

それをきっかけに、「折り紙の会」が始まりました。ただ折るだけより、目的があるといいのでは!という事で、子どもたちの誕生会のペンダント作りと玄関に季節の環境設定もして頂くようになりました。

それが20年ほど前になります。折り紙はちょっと苦手だけど、体を動かし汗を流したいという保護者の方にはと「ミニバレー」をその後に始めました。

「絵本の読み聞かせ」は、保護者の方へ絵本のよさ、大切さを知って頂きたいという思いで、おしゃべり会のメンバーさんに声をかけると快く引き受けていただきました。振り返るとハッピーサークルが始まって20年ほど経ちます。

 

(素敵な絵本に子どもたちは大喜びです~絵本)

卒園の年になると「先生、私たち卒園だけど、メンバーが少なくて、無くなるかもしれません。どうしましょう?」や、ミニバレーのメンバーさんからも「先生、メンバーが足りなくて、バレーができなくて、しゃべってました。どうしましょう?」など存続の危機が何度もありました。

 

(つい!白熱!~ハッピーバレー)

 

 

私は、1人でも2人でも、居場所になる事が役割だと考えていたので、それはそれでいいのかなぁと思っていましたが、保護者の方が主体的に、保護者会総会でメンバーを勧誘したり、運動会でお揃いのTシャツでアピールしたり、お母さん達の手作りのお知らせを出したり、口コミなど、頑張って頂いているお陰で今も続いていることを嬉しく思います。

そして、大人も「楽しい経験」をすることで、子育てもちょっと、肩の力をぬいて楽しむことができると思います。

早速、4月の誕生会で折り紙の会のメンバー手作りの、素敵な冠を誕生者にプレゼントできました。

ミニバレーは、3月にクラス対抗の大会がありました。私も、老体に鞭打って参加しましたが、やっぱり楽しいです!勝ち負けは関係ないのですが、勝つために一致団結するというのはあると思います。それもあり、熱戦でとても盛り上がりました。

 

 

一緒に来ていた子ども達も、いつもと違うおとなたちの姿を見たり、卒園児や小さい弟妹もいて、異年齢の子ども達が、それぞれに遊びを見つけて時間を過ごす空間は、とても素敵に見えました。

これからも、白川幼稚園で出会った保護者の方の居場所作りのきっかけに

「ハッピーサークル」がなるよう、保護者の方の声に耳を傾け、楽しい会にしていきたいと思います。(園長 高山智恵美)

「折り紙の会」・・・毎週木曜日10時~(白川学童1F)

「ハッピーバレー」・毎週水曜日10時30分~(スポーツの森体育館)

「絵本の読み語り」・調整中です。