「上靴の並べ方論争♫」
4歳児 ひまわり組 ぞうGr 秋田
帰りのお集まりでのこと。この日は、みんなで大きな輪になって、歌をうたおうと、「手をつなごう〜♪みんなで手をつなごう〜♪」と、言いながら、輪っかを作っていたのですが、なかなか輪の中に入ろうとせず、お互い睨み合うように動かないNくんと、 Kくん。
どうしたんだろう…。と思っていると、周りのお友だちも2人の様子に気付いたようで、「どうしたの〜?」と、声をかけます。
最初は、お互い「Nくんがお話聞いてくれない!」「Kくんが違うって言う!」と、なかなか話が分かりませんでしたが、数人のお友だちが、詳しく話を聞いてみると、みんなが脱いだ上靴を、KくんとNくんが2人で、綺麗に並べ直している途中、並べ方の違いで揉めてしまったとのこと。(※帰る前に、室内と共に一緒に消毒を行うため、子どもたちの上靴は、壁際に並べています)
Kくんは、「かかとの方を壁側にした方が綺麗に見える!」とのこと。
一方、Nくんは、「つま先の方を壁側にした方が履きやすい!」とのことでした。
周りのお友だちも、2人の意見を聞きながら、「確かに、、。」と、どちらにも共感しています(笑)
「じゃあ、これからどうやって並べる?」というNちゃんの言葉に、「うーん」「どっちもいいよね!」「僕はKくんの方かな?」「私は、Nくんの方かな?」と、話はなかなかまとまりません。
すると、「じゃあ、これは?」とKくん。
「上のやつが落ちちゃうじゃん!」「やっぱ落ちちゃうか〜(笑)」と、発案者のKくんが笑い、今まで眉間にシワをよせながら考えていた周りのお友だちも、Nくんも笑顔になり、和やかな雰囲気になりました♪
そして、「もうさ、自分の好きなように並べればいいんじゃない?」とYくん。「そうだね!」「それでいいんじゃない?」「じゃあ、みんなちゃんと綺麗に並べようね!」と、いうことで、NくんとKくんの上靴の並べ方論争から、ぞうグループでは、「自分の上靴は、自分の好きな並べ方で、綺麗に並べる!」と決まりました♡
それからは、自分たちで決めたこともあり、色んな方向を向いていますが、毎日綺麗に並んでいます(笑)
これからも、クラスの中で起きた困ったことや、お友だち同士の揉め事など、当事者だけでなく、周りのお友だちにも相談しながら、みんなで意見や思いを出し合って、どうしたらいいのかを話し合っていけたらいいなと思います♡