白川幼稚園の実践ブログblog

睡眠の質 保健 岩谷

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最近話題にあがっている、睡眠の質について今回は考えていきたいと思います☺
日々、育児と仕事の両立で大変な毎日だとは思いますが、保護者のみなさん、自分の睡眠について最近考えたことはありますか?

良質な睡眠は、
●体の回復
●代謝の調整
●心血管疾患のリスク低減
●ストレス低減
●情緒の安定
など心身への影響があります。
さらに、認知機能の向上や免疫機能の向上にもつながり、仕事の生産性をあげ、パフォーマンスも高めると言われています。大リーガーの大谷選手が、自身のパフォーマンス発揮のために、睡眠を大切にしているという話題も記憶に新しいですね(*^-^*)
 しかし、日本人の睡眠時間の確保自体は、まだまだ難しく感じるようなデーターが出ています。2021年の経済協力開発機構(CEDO)の調査では、33か国中、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と最短であり、各国平均8時間28分よりも1時間短い。さらに、男性より女性のほうが13分短く、これは日本を含む6か国だけの傾向です。
世界で一番眠れていないのが、日本人女性ということになります。女性活躍推進がうたわれていますが、睡眠が足りない状態では、活躍しようにも実力を発揮できないのではないでしょうか…。
 では、子どもの睡眠はどうでしょう。3歳までの調査によると、日本の子どもの1日の睡眠時間の平均は、最も長いニュージーランドの13.3時間に比べ、1.7時間も短いです。また、就寝時間も遅い傾向になっており、大人の影響を受けていると考えられます。

 私は病院勤務時代に夜勤をしていましたが、20代前半の頃はきつさを感じませんでした。しかし…20代後半からとてもきつく、生活リズムの変動に勤務中の朝4時頃には毎回吐き気さえ感じていました(泣)夜勤明けの日中にいくら寝ても、疲れが取れず、次の日まで寝ていることもしばしば(-_-;)時間の感覚がわからず、「今、いつの何時??」ということも。

夜勤明けのお昼にいくら寝たからといっても、すっきりとはしないのです。
「人間の体は夜に寝なければいけないんだ」と夜の睡眠の大切さをこの頃に感じ始めました。しかし、夜勤をしてくれている方たちのおかげで、私たちは不自由なく生活をすることもできているはずです。
大人でもこうなのですから、子どもたちが夜更かしした時の影響はとても大きいと思います。
 
 厚生労働省からは、「健康づくりのための睡眠指針の改定について(案)」が示されており、健康で活躍するためには、大人も子どもも睡眠改善が一番の課題のようです。
まずは、
●睡眠時間の確保
●睡眠で休養がとれたと感じる「睡眠休養感」
この二つがとても大切です!睡眠の量・質アップを心がけていきたいですね★

子どもたちは睡眠がしっかりとれていると、幼稚園でもきげんよく、楽しく遊ぶことができます♪