白川の里の実践ブログblog

“支えられる”ということ

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数日前の出来事です。

左腕を痛めてしまった私は、これまで通りの仕事が出来なくなり、

思うように仕事が出来ない事への苛立ちや、皆に迷惑を掛けている事への申し訳なさ、これから先の腕の状態への不安感等々、様々な想いとの葛藤で毎日気分が滅入っていました。

そんな中に様々部署の職員の方から、「腕は大丈夫?無理しないでね」「自分が代わりますよ!」「言葉で伝えて貰ったら大丈夫です!」等々…励ましの温かい言葉、優しい言葉を掛けて頂き、私はその言葉に支えられながら、周りのみなさんにサポートして頂く事で、一日一日を笑って過ごす事が出来ていました。

 

そんなある日、ある職員が私のところに来て、1枚の封筒を差し出しました。

「え-っ何?」と思いながら封を開け、中の紙を見ると達筆な字で私宛の手紙が書いてありました。

 

むりをしないで がんばりませう お元気なすがたをまっています。」

 

それは数年前まで現役で仕事に励まれていた、今年で95歳になるご入居者の直筆の心温まる手紙でした。

Aさまからの手紙を目にした瞬間、涙が溢れてギュッとその手紙を握り締めていました…

そして、その手紙をAさまに書いて頂くという行動に移してくれた職員の想いがとても嬉しく、私の中で2重の喜びが溢れ出しました。

その手紙を頂き、また職員の想いをより一層強く感じた時、腕が動かない事でこれまで通りの仕事が出来ず、迷惑を掛けている日々ですが…

今までと何も変わらず、優しく私を受け入れて頂いた職場環境があり、そして多くの職員の方々の支えやサポートがあって、今の私が日々仕事に励む事が出来ているのだと改めて痛感しました。

この素敵な仲間、そして職場環境にも恵まれ、自分がどの様な状態であっても仕事を続ける事が出来ている事に感謝をすると共に、今のこの感謝の気持ちを忘れずに、将来もしも私と同じ様な思いをしている職員がいた時は、私の体験談を話し、そしてサポートすることで、仲間に支えられながら働く事の素晴らしさを伝えていくことができれば、と強く感じた出来事でした。

周りの皆さんに対する感謝の気持ちで一杯です。本当に有難うございます。

私は来月手術をして一ヶ月程休暇を頂きますが、必ず元気になって戻ってきますので、みなさん待っててくださいね!

東館 係長  森山 真理子