白川の里の実践ブログblog

自然が減りつつあります

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 2月8日 少し前の話になりますが、主人の元職場の招待でヘリコプターの体験搭乗がありました。毎年のように招いて頂き、今年もいそいそと出かけていきました。

本震があった翌年とルートはほぼ同じで益城、御船、嘉島方面。

空から見下ろし変わったところは、ブルーシートで覆われていた家屋がほとんど無くなっていたところでした。

未だにシートがかかっているところは、畑の片隅、崖崩れが起きそうなところくらい。 地震の直後は家という家のほとんどにシートが被り、一面が真っ青でした。

災害の悲惨さを思い知らされたものでした。

 あの本震から今年で4年目となりますが、今ではブルーシートの代わりに太陽光パネルが山の面積を占めているところが相当多くなっています。

私たちが思いもよらない所、目に触れない所に沢山できています。

民家の屋根をブルーシートで覆われていたのも悲しかったですが、畑だった場所や山が緑であるべきところが、黒くなっているのです。あの山で暮らしていた動物たちはどこへ行ったのか。また大きな災害が来たとき、山裾で暮らす人たちに影響は無いのかと考えると何とも切なくなり、地震の直後の風景がよみがえってきました。

 

ヘリコプターから降りたとき、なんだかモヤモヤするものが残っていたのを思い出します。

 景色が思っていたのと違ったのと、この景色は今後変わることがないどころか更に増えるのだろうなと考えると、切ない気持ちになりました。地球の温暖化・異常気象と言われるのに緑を無くして良いものなのか、素人の私にはわかりませんが、なんとなく考えさせられました。

 

通所介護事業所 金子 ゆかり