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やっと収束?新型コロナウイルス感染症

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やっと収束?新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルスの国内感染が始まり、早くももう4年目となります。

ようやく、岸田首相が新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを、5月8日に季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げると表明され、事態の大きな転機となりそうです。

現在の「第8波」では、全国の1日あたりの死亡報告者数は500人前後と高い状況です。

昨年、以前から親しくお世話になったお二方が、残念なことに入院中にコロナ院内感染でお亡くなりになられました。

入院中は誰とも会えない面会禁止、タブレットと電話での様子伺いのみで触れ合うこともできない状態でした。院内でコロナ感染との連絡から、わずか数日で亡くなったと担当医からの悲しい連絡を受け取るだけだったとのことです。

ご家族はご遺体との最後の面会もかなわず、棺の確認はできたのですが、2重の納体袋で、顔を見ることさえできなかったそうです。

最期に、親の身体にふれたかった、手を取って「さようなら、ありがとう」とお別れをしたかった。残酷なコロナ感染症で多くのことが断ち切られ悔しくてたまらない!と嘆いていらっしゃいました。

今現在も、病院や高齢者施設でクラスターが相次いでいます。ある施設の職員は、「感染対策をしても、しても入居者に感染してしまう。これからどうなるのだろうと恐怖を感じた。」と言われていました。

現在白川の里では、職員の感染はありますが、1週間に2度の抗原検査、徹底した感染対策で施設内に感染症を持ち込まない努力をしていますので、1年前の入居者の感染確認後は、一人の感染者も出ていません。

白川の里は、ご利用者とそのご家族にとって安心して暮らすことのできる安全な施設を目指しています。

しかしながら、コロナウイルスが「5類」になったとしても、感染力は強く、高齢者や基礎疾患がある方は重度化するリスクが高いことには変わりありません。

今後もしっかりと感染対策を行いながら、白川の里に入居されている方、デイサービスなどを利用されている方々が安心してお過ごしいただけるよう、職員全員で気を引き締めて感染対策を継続していきたいと思います。

 

                     白川の里 居宅介護支援事業所   春間 久美