認知症の講演を担当させていただいておりますが、毎回、資料を作成するときに認知症のデータを用いています。認知症の人数は2012年に462万人と発表されて以降、正式な報告は行なわれていませんでした。それが、ついに今月、最新のデータが出て、それは、関係者にとって衝撃的なものとなったようです。認知症の人数は443万人と減少、2050年の将来推計は797万人から586万人と大幅に下方修正される、という誰もが予測していなかった報告がされたのです。認知症の方々は増加する一方、少子高齢化がさらに進み、支える世代の負担は増すばかり、といった予測は多くの方が耳にしたことがあると思いますが、何だったのでしょうか・・・これには必ず理由があると思われ、専門家の意見も参考にし、私なりに考えたことを講演の内容に盛り込み、お話しができればと考えております。
生活相談員 杉本 篤史