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本人らしく…

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 新年度がスタートして約2週間。 入学・進学・就職・部署異動等々、この4月で何かしら生活が変化している方々も多いと思います。私自身は大きな変化もなく過ごせていますが、仕事においては新年度のスタートということで新たに気を引き締めていかなければと思っているところです。

 担当者(児)で新生活がスタートされた方も多く、その“あたらしい”環境がとても不安な要因になられる方も多くいらっしゃいます。 環境の変化が苦手な方にとっては、慣れるまでの期間がとても苦痛な期間になるかもしれません。だからこそ、この時期をどう乗り越えられるか周りで関わる者が連携・情報共有を行い支援していく必要があると感じます。不安なことを言葉ではなく、態度で表現される方もいらっしゃいます。以前受けた研修で、『心の声を聴くことができているか。言葉として表出していることだけを捉えていないか。』という言葉を投げかけられたことがあります。改めて考えると、行動や態度で表れていることこそ心の声なのだろうと感じます。相談支援専門員として、本人が安心でき落ち着いた状態で過ごせるよう支援するため、プランニングにおいては、その人の今の困り感だけに焦点をあてるのではなく、これまでのライフストーリーを踏まえ、温かみのあるプランニングにしていくこと、ワクワクできる計画にすることを心がけていかなければならないと思います。

何より、本人が本人らしく生活できるように…。支援する関係者の中の一人として、本人の気持ちや、ご家族の想いにできるだけ寄り添っていきたいと思います。

 

相談支援センターいちばん星 廣瀬