若草学園の実践ブログ blog

未来の成長の為に今できる事

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【私とRさんの始まり】

一時保護で児童相談所から預かっていたRさん(小学校6年生)が、8月20日から措置入所となり、若草児童学園に新しい仲間が増えました。私が担当することに決まり、少しずつ関係性を構築しているところです。

支援する前には、入所時に児童相談所から頂いた情報を読み込み、直接児童相談所の方とやり取りをした上司から話を聞きます。次に、職員会議で全職員と共有します。全職員と共有といっても、24時間体制の入所施設では全員が会議に参加できるわけではありません。全員に情報を伝える為に、会議の担当者は出席できなかった職員に紙ベースで渡すようにしています。全員に情報を伝える事は、「職員一人ひとりが一人の子どものこれからの人生の一部に責任を持つ為」に大事な事だと私は考えています。 

さて、Rさんですが先日、病院受診のため、2人で往復約2時間、車の中で2人だったので、若草児童学園に来る前の事(家庭、以前の学校、児童相談所の保護所での話)と、若草児童学園に来てからの話をゆっくり聞くことのできる時間となりました。Rさんなりに感じている事を知り、出来る限り寄り添っていきたいと思いました。出勤した時には、部屋に行き、話をしながら一緒に掃除をしたり、宿題をしたり少しの時間でも「ちゃんと見ているよ!」と発信するようにしています。Rさんは、話の端々に「どうせ・・・やっても一緒だし・・・」「分からん・・・」という言葉をよく使います。大人に期待していない姿、大人に気を使い我慢している姿、出来ない自分を怒られないようにごまかそうとする姿から「本当の僕を見て!」「本当は頑張りたいけれど、失敗したくないんだよ・・・」という心を感じます。私は、この言葉をスモールステップで良いので、「頑張ってみるね!」や「分からないから教えて。」という言葉に変えてみたくなりました。Rさんとの生活は始まったばかり。これからの生活の中できっとお互い納得出来ず、ケンカになることもあるでしょう!それでも!ケンカできるくらい、自分を出して欲しいと思っていますし、私も譲らない所は譲らずにいたいと思います♪

 

【私とHさんの戦い?!】

 私が担当して3年目になるHさん。

発達がとてもゆっくりの子どもで、3年前から始めたトイレトレーニングも、2年半をかけて、時間誘導を行い、トイレで排尿が出来るようになりました✨定型発達の子どもさんなら短期間でクリアできる事ですが、それでもHさんにとっては、物凄い成長です!そんなHさんも7月で6歳になり、来年の4月からは大津支援学校入学を希望しています。Hさんに入学に向けて力を付けて欲しい事が幾つかあります。①就寝時間以外は、オムツは穿かず、パンツで過ごす。②食事をウロウロせずに食べる時間を伸ばす。③鞄を背負えるようになる。帽子を少しでも被れるようになる。この3つです。

小学校で困らずに楽しく過ごして欲しいという思いもありますが、言葉の理解があり、単語も出るようになり、行動を観察していても「時間はかかっても出来る力を持っている!」「やるなら今を逃してはいけないな。」と感じるからです。①は、絶賛オムツバイバイ月間!オムツを見えない所に隠して、日中はパンツで過ごす事に決めました。オムツの感覚に多少なりと依存があり、パンツを穿かせるとパンツを出せ!と言わんばかりに全裸になり、私たちを困らせようとしますが、負けるわけにはいきません!あれこれごまかしながらオムツは出しません!根気比べです(笑) 

いつまで続くか分かりませんが、向き合った先に成功があるので心を鬼にして頑張ります。(まるで、断乳の時のようで懐かしくもあります。)

②については、刺激の少ない環境設定を行い、1対1で向き合って少しづつで良いので座れる時間を増やしていきます。色々、方法もあるので、職員と共有しながら進めていこうと思います。

③については、初めはテレビを見ながらでもいいので、10秒くらいから始め、徐々にテレビを消してチャレンジし、時間も伸ばしていきたいと思います。

視覚的支援(絵カード)も使い、職員とも情報共有しながら焦らずに取り組んでいきたいと思います。

心の中で、Hさん頑張れ!と常にエールを送りながら一緒に力を付けていきたいと思います。

 

今回、2つの取り組みをお伝えしましたが、私が支援を行う時には、今だけではなく、子ども一人ひとりの未来をイメージするようにしています。もちろん、子ども一人ひとりの今も大事ですが、一番大事なことは、大人になるまでに、子ども一人ひとりの能力に合った「自立」だと思っています。障がいがあるからといって諦めるのではなく、「この子はどこまで成長させてあげられるだろうか。」という視点で、出来る限りのサポートをするように心掛けています。諦めずに支援を続ける。「継続は力なり」です!

そんな私をサポートしてくれるのが、約28年になる保育士と約21年になる子育ての経験です。経験といっても、それは私一人で出来た事ではなく、長い年月、私にたくさんの教えをくれた先輩保育士さん方、そして、何といっても私の子育ての師匠でもある義母の存在があったからです。

理想とする存在を持てたことは感謝でしかありません。

年齢も重ね、働いた時間よりも、働ける時間の方が短くなってきました。そう考えると、人生の時間が無い!と考え焦る時があります。だからこそ、私に出来る事は少ないですが、子ども達の成長の手助け、後輩職員の見守りなど、自分に出来る事を少しでも出来たらと思います。 

根詰めてやるのではなく、上手くリフレッシュしながら・・・♡(スポーツ観戦好きの私は、今は、世界陸上に力を貰っています。昨日は、棒高跳びの世界記録保持者、スウェーデンのアルマント・デュプランティス選手の6m30cmに感動でした!)

入所部 江藤