子どもたちの外出先にどうかと、下見気分で「合志マンガミュージアム」を訪れました。広場や図書館に面した落ち着いた佇まい。館内には1960年代から現代まで2万冊もの名著が整然と並び、小さな子どもの姿もあるのに囁き声一つ聞こえません。理想的な読書空間に浸っていると、突然「えーっ!」というスタッフの声。何事かと振り向くと、そこには又吉直樹さん、続いて間寛平さんのお姿が。
TV番組の飛び込み収録と思しき状況をすぐに察した入館者たちは、賑やかな取材クルーとは対照的に静かに読書を続けました。誰一人サインも求めずスマホも向けず、黙々とページをめくるのみ。街中や観光地ならきっと人垣が出来ていたでしょうが、「時・場所・場合」をわきまえた素敵な振る舞いでした。撮影が終わり、最後に館内を見渡された寛平さんに勇気を出して小さく手を振ると、クシャッと笑って手を振り返してくださいました。控えめに言って大好きです。
癌と闘いながらアースマラソンを制覇された寛平さんは、かつて【子ども達が『61歳になって病気になって、それでも地球一周したおっちゃんや!』と覚えてくれると嬉しい】【子どもの笑顔に国境はない】と語られた挑戦と博愛の人。もしも子どもたちが一緒だったらどんな反応をしたでしょうか。おひさまでもこのようなTPOを学べる場を設けて行けたら良いなと思いました。
合志マンガミュージアムの入館料は中高生100円・大人300円、一日出入り自由なのでランチや運動を挟むことができ、お薦めです。
放課後等デイサービスおひさまぷらす
理学療法士 髙木明日香
