ゴールデンウイーク行事の一つにおやつ作りがありました。私と若手職員が初担当して行い「美味しかった」「楽しかった」の感想が聞けて嬉しかったのはもちろんですが、高校生男子の一人が「今度自分で作ってみよう」と経験を実践に繋げる発言が聞けた事には、やって良かったと最高に嬉しく感じました。その高校生男子Tくんは、入所の頃は他児との交流が苦手で一人で過ごす事が多く、ましてや自分のテリトリーに入る者はもちろん、趣味の共有も自分の理想とずれていると攻撃的な拒否、対話もまともに出来ない状態で関り方の難しさを感じていました。 あれから4年、Tくんは年下の子に目を配るようになり優しく教えてくれます。行事には自分の役割をしっかり発揮してくれます。少しずつですが他人の状況や気持ちに配慮してくれるようにもなりました。今回のお菓子作りにも午前中の仕込みから積極的に入り、上手く出来ない子がいても笑って教えてくれていました。 ミニアメリカンドックとドーナツを揚げていく工程にも「やっていいですか」と教わる姿勢に頼もしさを感じ、ぎこちないながらも一生懸命に作り上げている姿にジーンとしました。 そして終わって言ってくれた感想がその言葉。 きっと自宅に帰った時、お母さんやお姉さんにも作ってあげ「おいしいよ」とでも言って頬張りながら差し出すんだろうな~と光景が浮かびました。
入所部
クレメンツ 由美