若草学園の実践ブログblog

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こどもへの虐待の瞬間はいつでもやってきます。だめとわかっていても。

我が家のある朝

父・母・夫・私・息子・娘の6人家族。こども2人に対して大人4人で余裕のある毎日、こども中心に愛情いっぱいに毎日が回っています。

共働きということもあり、育児や家事は分担することもなく夫が進んでします。こどもの朝ごはんも「お寿司の卵焼き」とリクエストあればすぐ作っている姿。イヤイヤ期ながらもこどもの笑顔に向かってまっしぐらな夫。

ただ一瞬で魔がさしたのです。思うように進まない朝ごはん。息子イライラ!夫もイライラ!たまたま息子嫌々と皿をはねのけたのです。夫の心のダムは崩れ落ち、暴言をはき、無理やり卵焼きを口にいれ、持っていたはしを投げたのです。私すぐこどもを別の場所へ連れて、夫には一言「それは虐待だよ」また横で見ていた父・母にも「これは虐待だからね」とだけ言いました。みんなしたくてするわけではないのですが、とっさにでたものでした。みんなで反省。

おそらく、時間に追われ、なかなか思い通りにならないストレス・・・などいろいろな原因が重なった結果。我が家はじめての印象に残る苦い思い出となりました。ただし、言わなければならない、お互いが聞きたくない言葉でしたが逃げれない瞬間でした。

  夏休み・お盆休みに入り、こどもと過ごす時間が増える方が多いと思います。

  楽しさも倍増ですが、そのような瞬間も顔をのぞかせようとかくれています。

私たち一人ひとりが「やさしい家族」「やさしい地域」「やさしい社会」を作っていくことが防止へとつながればと思います。

                                                                        若草学園 事務 大田黒 美和