若草学園の実践ブログblog

子どもを育てる

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平成最後のお盆、皆様はどうのように過ごされましたか?通常通りお仕事をされていた方も多いかと思います。お疲れ様です(*^_^*)

私はいつもと変わらず、お盆休みの前半は家の掃除、後半は実家でゆっくり(ダラダラとも言いますが…笑)過ごしました。

そんな中、心配なニュースが飛び込んできました。山口県にある親戚の家に遊びに行っていた2歳の男の子が行方不明になった事件です。

祖父と兄と一緒に海へ遊びに行く途中で、2歳の男の子だけが家へ引き返し約3日間行方不明になっていました。15日にボランティアで捜索していた方に無事に発見され、大きな怪我もなく元気な姿をニュースで見た時には、「無事でよかった…」と安堵しました。この3日間、家族の方は夜も眠れず、いてもたってもいられなかったのではないでしょうか。

 

東京都の国営昭和記念公園のプールでは、「事故防止、迷子防止のため、小さなお子様からは絶対に目を離さず、手の届く範囲でご一緒に遊ばれますよう、お願い申しあげます。」と、多い時には5分毎に敷地内の放送で注意喚起されているそうです。このプールの監視員の方は「子どもを『目の届く範囲』で監視するというのは、実はとても漠然としています。仮に15メートル先のプールで子どもが遊んでいても、目の届く範囲かもしれない。例えば、大人がプールサイドにいて、子どもがプールの中で1人でいるといったケースです。問題は、目を離していなかったとしても、子どもが溺れた時にすぐに対応できないこと。映画のように水中でジタバタするケースはほとんどなく、静かに溺れることが多い。子どもの近くにいなければ、その瞬間に気づくのは相当難しいです。保護者のかたにはそうした危機感を持ってほしい。監視員も急いで助けに向かいますが、小さなお子様の場合はまず手が届く範囲で気をつけて遊んでほしいと思います。」と話されています。

 

子どもは大人が想像もしていないような行動をとることがよくあります。

“このくらい大丈夫だろう”

“ちょっとだけだから”

“一瞬目を離した隙に”

という、大人のちょっとした油断や隙が大きな事故や事件に繋がることがあります。

私も子育てをしている一人として、今回のニュースでハッとさせられました。つい時間に追われてしまい、「手間だな…」「面倒だな…」と思ってしまうこともありますが、命に代えられるものは何もないということを再認識させられたお盆休みでした。

 

子育て四訓

一、乳児はしっかり肌を離すな

一、幼児は肌を離せ手を離すな

一、少年は手を離せ目を離すな

一、青年は目を離せ心を離すな

※日本時事評論より

 

相談支援センターいちばん星 髙木