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「災害の備え」

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 9月4日の大型台風21号が近畿地方に直撃、同月6日には北海道胆振東部地震が起きました。被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

 近年、日本では様々な災害が起こっています。地震や津波、台風、噴火など、災害は予期せぬ時に襲ってきます。私たちは、どのような備えをすべきなのでしょうか。

 

   災害時には避難所や食料など「場所や物」が気になることも多いと思いますが、特に気になることは「安否」ではないでしょうか。家族が揃っている時に発生するとは限らず、家族が別々の場所にいる時に起こる可能性もあります。連絡先や、緊急時には誰に連絡するかを家族で決めておくことで、安否確認がスムーズにいきます。また、災害発生時に電話が殺到し、被災地域内では電話がつながりにくくなり、安否確認などに支障が発生する場合もあります。その時に活用できる、171災害用伝言ダイヤルのサービスもあります。事前に171災害用伝言ダイヤルを利用して避難場所などを録音しておくと、実際に直接連絡が取れない時にも家族が確認できたりします。

 

 

前述したとおり、災害時は「場所や物」も気がかりです。避難場所等での生活も考えられます。災害があってから調べるのではなく、事前に情報を得ておくことで、安全の確保が出来ます。各市町村のホームページには、防災マップや給水地点等の重要な情報がたくさんあります。また、避難場所などの安全箇所だけでなく、国土交通省のハザードマップで土砂災害や津波の危険箇所を確認することで、危険箇所を避けた避難経路なども確認が出来ます。そして、避難時には防災グッズがとても役に立ちます。準備物は、インターネットや家族で話し合うなどして、必要な物を確認して準備しておきましょう。

 ご家族や親戚、町内会や役場等の地域コミュニティと繋がっておくことで、対応の幅が広がります。そして、自分自身や家族の命と財産を守るために自分自身や家族で防災に取り組む「自助」、災害時に自分自身や家族の安全を確保した後に近所や地域の方々と助け合う「共助」という心構えを大切にしていきましょう。

相談支援センターいちばん星 光武