若草学園の実践ブログblog

ひとりの命にみんなでよりそう

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私の担当する子どもの中に、以前、小学校の特別支援学級の補助員として働いていた時に担当していた子どもがいて、当初、学校では色々な行事の為、変更になるのに対して受け入れられなかったり、こだわりから自分の思いが通らないと教室を飛び出していく。

それでも、みんなと合わせなくてはならず、担任の先生が怒りながら教室に連れ戻されていました。学習面も厳しく、理解していない事が多かったため、学習に対してなかなか取り組むことができずに時間がかかっていました。

私は、その子に対して、もっと本人に合った支援の仕方があるのではないかと思っていましたが、学校の方針だったり、特別支援の先生の方針などがあり、先生の指示のまま携わるしかありませんでした。

 

放課後等デイサービスで療育に関われて、本人に合った支援が出来ると思っていましたが、最初は学校でしてきた対応しかできずにいました。他の先生の支援の仕方を学んでいくうちに、こだわりに対して2択、3択から選択できるような支援の仕方や、一日のスケジュールがわかるように、本人に合ったスケジュール表を作成し落ち着いて活動に取り組める様に教材を作りました。学習面でも教育の日などを利用し見学に行き、特別支援の先生と、学校の様子や、学習内容を話し事業所でも、同じ様な教材を、本人が進んで取り組めるようなものを作りました。今は、事業所に来園してからの一連の流れがわかるようになり、落ち着いて活動に取り組んでいます。

 

          若草学園 通所部 放課後デイサービス くまぽこ O.T