若草学園の実践ブログblog

温かい気持ち

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支援学校中学部2年生のA君とB君は学校でも同じクラス。放課後等デイサービスくまぽこでも毎日一緒の利用。2人とも言葉を交わしながらのコミュニケーションは、得意ではありませんが、A君はB君の事をとても気にかけてくれ毎日2人の微笑ましい姿を見て職員は癒されています。

下校後は活動前に荷物整理や身支度を整えたり、手洗いうがい、トイレと慌しい時間です。

そんな時間はB君は玄関でじっと立って先生が来るのを待っています。A君はひとまず靴を履き替え、荷物を整理籠に入れて一息ついているときに「あ・・B君は?」と必ずB君のことを思い出すようです。B君の傍に来てB君の靴を履き替えさせようと手伝ってくれます。2人で言葉はなく、ゆっくりゆっくり動いている姿は、意地悪ではありませんがついつい「ちょっと見ていたいな~」と思ってしまいます。

『仲良しのお友達を大切に思う』『自分の出来る事で友達の手伝いをする』A君は特別なことをしているのではなく「今は~をするんだよ。B君できないなら僕が手伝うよ。」と言う声が聞こえそうで私も温かい気持ちになりました。

大人はついつい「ほらほら早く靴脱いで、片付けて。」と言ってしまう場面ですがB君のように人を想う温かい気持ちを忘れないようにと思います。

若草学園 放課後等デイサービス くまぽこ H・Y