朝起きは寒い時期は特に辛いものです。朝起きが苦手な子ども達はたくさんいます。
平日学校がある日の朝は慌ただしいものです。
そんな中でも特に朝が苦手なK君。ある朝も声を掛けられても隙を見ては布団にもぐっていました。
7時半、いよいよ朝食が始まりましたがK君は廊下に寝そべり、不機嫌な様子。職員に声を掛けられても怒って床を手で叩いていました。
そこへ登校直前に通りかかったR君。「Kくん~手が痛いよ。大丈夫?ご飯行こう」と手を擦りながら声を掛けてくれました。そこにピッと反応してK君は食堂に向かいました。
同じ言葉でも、言い方、伝え方は様々です。どんなに綺麗事を並べてもそこに気持ちが入っていなければ、相手には響きません。言葉の裏側、言葉に含まれた気持ちを子ども達は敏感に感じ取ります。一瞬で相手を幸せにしたり、喜ばせたり、逆に深く傷つける事さえある言葉。言葉の持つパワーを改めて考えさせられました。
R君のように、ふんわりしていて、優しい言葉をつかえる人になりたいですね。
若草児童学園 入所部(F・M)