若草学園の実践ブログblog

思いの力

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 小1からピアノを始めた私は大人になったら教室をもちたいなと思っていましたし、成長に伴いそうなるものだと思い込んでいました。しかし、それを成し遂げるにはコツコツと練習に向かう時間と熱意、学費、両親の応援など様々な要因があり、志を貫くことはとても難しいものでした。数々の叱咤激励を受け止める気持ち、夢を諦めてしまう理由となる誘惑に日常は溢れています。

 そういえば以前読んだことのあるナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」によると悪魔はできるだけたくさん人間に失敗をさせ「流される」ように仕向けていると書いてありました。

 放デイに来ている子ども達も将来は、野球選手!、漫画家!、YouTuber!等様々ですが、その反面「どうせ無理…」と諦めに近い気持ちがある子もいる様です。私も子どもながらにそう思う気持ちが少なからずあったので共感できます。

 でもなぜその夢を半ば諦めようとしてしまうのか考えてみると、夢に向かう道筋が見えないからなのかなと思います。

 夢がゴールだとしたら逆算してそこに辿り着くには現実的に学費がいくら掛かり、どの時期に何をどのくらい準備して努力すべきか親子や家族で共有し、今のうちから対策することで本人の熱量も上がり家族一丸となって具体的に目標に突き進んでいくことが出来るのかなと思います。

 たとえそこに辿り着かなくてもその過程で成した努力は必ずどこかで役にたつと思います。現に私も保育士試験でピアノが必要でした。

 「分相応の夢かどうか」を考えて立ち止まることも「流される」ことに他ならないと思います。子ども達がこれから沢山の葛藤を乗り越えて熱意を実現していけることを願っています。

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高橋