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お母さんだって聞いてくれない時あるじゃん!

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私には中学3年生になる娘がいます。

小学生までは家に帰ってから「今日はこんなことがあったよ!」と、寝るまでよく話をしてくれていました。中学生になり、お友達といることが楽しくなり、学校から帰ってからは携帯でお友達とやり取りをしたり、音楽を聴きながら勉強していることもあり、以前に比べると娘との会話も減っています。

話しかけても聞こえておらず、視線を感じイヤホンを外しながら「何か言った?」と…。仕方ないのかなと思う反面、正直寂しさも…。

先日、事業所向けスキルアップ研修で静岡大学の井出智博先生の【発達障がいの特性、思春期や性教育】についてお話を聞いた日の夜、研修の中での先生のお話を娘にも知ってもらいたいと思い、洗濯物を干しながら娘に話しかけました。問い掛けたにも関わらず、返答無し。娘に視線を送るとイヤホンを外しながら「えっ、何て?」と。最近よくあることでしたが、度重なることについ思わず「聞いてくれてもよくない?」と言うと、「途中までは聞いてたよ。」と。途中までという言葉も私には衝撃的でしたが、その後更に衝撃的な一言が、「お母さんだって聞いてくれん時あるじゃん!」と。

確かに…。仕事から帰り、家のことに追われてバタバタしてしまい、話しかけられても忙しい時には「ちょっと待って」や「後で聞くね」と言ってしまうことも…。その後も聞けていないこともあり、私の中では聞いていたつもりでも、娘からすれば積み重なり「聞いてくれない」になっていたのでしょう。

井出先生が「皆さんが思春期の頃、どうだったかを思い出してみて下さい。何でもないことにイライラしたりすることはありませんでしたか?思春期は大人になる準備期間であり、そっとしておくことも大事です。」とおっしゃっていましたが、確かに!私は些細なことにイライラしたり、母に対して反抗的な態度を取り、よく言い合っていました。時にはイライラの向け所がなく、八つ当たりをしたり…。(今思い返せば母には申し訳ないことをしたなと思います。)

今では娘が思春期真っ只中。返された一言につい言い返してしまいたくなることもあります。自分の気持ちに余裕がない時は余計に言葉が引っかかってしまうこともありますが、今は娘も思春期!何でもないことにイライラすることもあるんだ!私の思春期よりも可愛いものだ!と心を広く持ち、受け入れながら、次の成長段階を迎えたいと思います。そして今回、娘の思いも知ることができ、娘の話にももっと耳を傾けたいと思いました。心が繋がっていることが大事ですよね!

 

思春期の子育ては色々と難しい時期ではありますが、子どもからの発信を見逃さず、今しか出来ない子育てを悩みながら、楽しみながら…「あの時こんなことがあったね!」と笑って話せることを楽しみに…日々を大事に過ごしていきたいと思っています☺︎

皆さんも日々の子育てに悩むことや迷う時があると思いますが…悩みを共有しながら子育てを楽しんでいけたらと思っています。

おひさまでは定期的に座談会を行っていますので、時間がある方は参加をお待ちしています☺︎♪

 

児童発達支援センター   児童発達支援事業   宇藤