若草学園の実践ブログblog

 「夏休みの宿題」

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 夏休みに入り、若草学園では昼間も子ども達の賑やかな声で溢れています。自宅に帰省するお友達や、学園でのイベント行事が行われたり、楽しみな事が多くあります。しかし、あまり嬉しくないかな~夏休みの宿題がいっぱい出されているお友達もいます。

 

 入所の園児たちは、朝の日課として掃除を分担して行った後、宿題の時間を設け取り組んでいます。学校から持ち帰った宿題のプリントを広げ、それぞれにしているのですが、ついついおしゃべりばかりしてしまう子や、「簡単だけん!もう半分終わった」と、数日分まとめてしてしまう子など、様々です。

 各机を回りながら、一緒に問題を解いたり、答え合わせをしたりしていると、なかなか難しい問題もあります。

 そんな中、ある男の子は、分数の割り算をしていました。素直に分数をひっくり返して掛ける男の子。「先生これで合ってる?」と尋ねてきます。「うんうん。合ってる」すごいな~と感心します。そして、ふと思い出した事があります。

思えば私は、算数大嫌いで分数を分数で割る為に、割る方を逆さまにする事が理解できなっかったのです。3分の1のリンゴを、3人で分ける時に、大きさは9分の1になってしまい、これでは掛け算になるのです。ジブリ映画の『おもひでぽろぽろ』にも同じエピソードがあるのですが、私も小学生の頃、納得が行きませんでした・・・。

うん~今になっても、頭がこんがらがってくる・・・。

 

 気付けば、数十年前の宿題を、今子ども達と一緒にしている気分です。老化してきた私の脳みそで、子ども達と一緒に夏休みの宿題を乗り切ろうと思います。

                       

 入所部 吉田