若草学園の実践ブログblog

学ぶって大切

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

夏休みの若草学園は、入所部も通所部も子ども達がいっぱいでとても賑やかです。

スタッフは汗だくになりながら夏を楽しんでます。こんな時はおひさまの猫(おもちとあずき)にも手を貸して欲しいほどです。2匹は愛嬌振りまいて子ども達を笑顔にしてくれたり、スタッフにギューッと抱っこされて「ほっとする~」と感謝されたりと癒しの役目を果たしてくれています(=^^=)

さて、夏休みはスタッフにとっても学びの大切な時期です。

先日は熊本県こども総合療育センターの先生に定期支援に来て頂きました。

プログラムはSST(ソーシャルスキルトレーニング)です。内容はフルーツバスケットを基本にしてみんなの前でお題を自分で考えるゲームでした。「みんなが揃うせっかくの夏休みだから一緒に楽しもう。」という思いで選んだプログラムで子ども達も大喜びで楽しんでくれました。子ども達が帰った後に熊本県こども総合療育センターの先生方とビデオを見ながら一日の支援について振り返りをすることになりました。ビデオに映る自分の支援の姿や子ども達への言葉掛けを見て反省しました。

子ども達のために動いているようで動いていない。自己肯定感が上がる様に褒めているようで褒めていない。タイミングよく声を掛けているようで掛けていない。『~しているようでしていない』『知っているけど行動していない』そんな自分の姿をみて大反省しました。

ついつい『~しているつもり』となってしまっている自分を振り返る時間にもなりました。熊本県こども総合療育センターの先生方からの貴重なお話やスタッフの気づきの中から多くの事を学ばせて頂きました。「学びって大切だな」「人の言葉って有難いな~」「気付くことがあってよかったな」と思いました。

もう一つ聞かせて頂いた講演の中では「これからの教育で大切なこと」として「感性・知性・プロジェクト力」のバランスの取れた子ども達を育てていくことだというお話でした。バランスが取れてこそ「自分のしたい事を自分で考え自分で成し遂げようと周りを巻き込んで計画する力」が身に付くということでした。感受性豊かな子ども達、その感性を磨くには大人も好奇心を持って輝く感性で応えられたらと思います。せめて子ども達の感性を受け入れる柔軟性や共感する気持ちを持っていたいと思いました。知性においても子ども達の知的好奇心に共感しながら「知る楽しみ」「達成感」を一緒に体験していけることは大人も学んで成長していく機会になると思いました。前向きなお話しを聞くと大人も頑張ろうと生きる力をもらうのだから尚更、子ども達にとってもポジティブな大人でありたいと思いました。与えられた環境の中で最高のパフォーマンスをするのがプロだと教えて頂き、その中で自分を振り返り、出来ていない自分に気付いて落ち込んでしまった時もありますが前向きな話を聞いてがんばろうと思えた自分もいてやっぱり学ぶって大切だと思いました。

 

若草学園 通所部

放課後等デイサービス おひさまぷらす

吉田