若草学園の実践ブログblog

「できる」という事とは!?

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これまでぽかぽかクラスでは、「できた」の経験を積ませてあげることを1番に意識して子ども達と関わってきました。一人ひとり、お手伝いして欲しい所は違いますが、今必要な支援をスタッフで話し合ってます。

 

例えばトイレトレーニングでは、トイレへ入る事も嫌だった子どもが、まずはスタッフに抱っこされ入るだけ。本当に入るだけです!「入れたね!えらいね!」とたくさん褒められます。ここで「トイレに入る事ができた!褒められた!」と経験ができました。何度か繰り返すと、次は自分で歩いて入れるようになりました。入って出るが自分でできるようになったら、座ることを提案します。(その日は無理でも声をかけ続けました)「座って10数えよう?」すると、「うん!」と座ることができました。おしっこは出なくても、座れた事はすごい成長です!

安心でき自信も持てるようになってくると、おしっこが出るようになりました。パンツやズボンの見繕い、スリッパを揃える等スタッフが一緒に子どもの手を取りやり方を伝えます。ここまで、トイレに入って出てくるまでスタッフは一緒にいます。一連の動作をスタッフとできるようになったら、次は声かけだけでできるか。声をかけられなくても一連の動作ができるか等を見ていきます。「トイレができる」は一人で入り、おしっこをして、見繕いをし、スリッパを並べ、手を洗うまで自分でする事をいうと思います。

当たり前のことだと思いますが、ここまで子どもが感じた「できた」がいくつもあり、11つ出来るようになった事が重なっているんですよね!その11つを褒められることで、自己肯定感がすごく高まってくるんです!これは、トイレだけではなく他の事にも共通しますよね?

家でできている事が、学校や公共施設でもできたりする事が、本当の「できた」だと考えています。

 

ぽかぽかクラスの子ども達は、身辺自立や気持ちの伝え方、切り替え等を練習し、「将来一人でできる!」へ近づけるよう頑張ってます!お家でも「できてるかな?」とお子さんの様子を見られてください。先月よりできる様になった!?など発見があるかもしれませんね。その時は、しっかり言葉で褒めてあげると、また頑張ろう!とヤル気になってくれると思います♪

 

児童発達支援センターおひさま ぽかぽかクラス 岩下