とうとう、入所園児にインフルエンザAがやってきました。
9日に始まり、16日にようやく落ち着きました。
昨年は、奇跡的に誰もかかりませんでした。
今年は、急な熱で体調不良・検温・通院・部屋の手配・食事を部屋へ運んだり・食欲がない子への水分補給やゼリー調達、でもどうにかして楽に過ごしてほしいと脇や足の付け根を冷やしたりと職員もてんてこ舞いです。
3歳のI君もかかってしまい、40℃近い熱で・・・ぐぜりますよね~。
そんな時、職員は優しく抱っこしたり、添い寝したり「きついね、がんばって」と声を掛け励ましていました。
自分がうつるかもしれない状況です。
消毒をかけながら必死で看病するチームワークに感動しました。
そんな職員の姿を見ている元気な子ども達もいつになく静かで部屋で遊んだり、TVを見たり、「熱は何度あると?」等心配する声もありました。
夜も早めに就寝し病児も静かに安静を保てました。
その優しさは、皆で生活しているから生まれる一体感なのでしょうね。
寄り添うという気持ちを自然に行動に出せる子ども達、職員の皆さん、本当にありがとう、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ある日、相手の気持ちに寄り添う方法という文章を目にしました。
*すべてを否定せず受け入れる事で自分の価値観が広がり、多くの人に寄り添えるようになる。
*お互いの共通点を見つけ、表情や仕草を観察する。
*心から相手に関心をよせる。
*自分の考えや価値観に固執しない。
*心理学を学び日常で実践する。
等々なるほどと思うことが書いてありました。
寄り添える人になりたいと思うならまずは、相手の考え方や価値観を生かし、自分の中の価値観を広げたり、相手の立場に立って考えたり、多くの人と話しをしたりする事からかな?と思います。
誰かが、困っている時、苦しい時、寂しい時、悲しい時、楽しい時、笑っている時、怒っている時、心から受け止め一緒に乗り越えて行ける人にならなければと思うとともに子ども達にも自然に身につける事が出来る環境を提供していきたいと思います。
入所部 山下 由美