若草学園の実践ブログblog

児童部研修 ~思いはひとつ~

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私たちは、同法人の児童分野(保育園、幼稚園、児童発達支援センターおひさま、若草児童学園、相談支援センターいちばん星)で、2ヶ月に1回ほど集まって、夜に「児童部研修」というものを行っています。勤務があり(遅出や夜勤)参加できない先生方もいらっしゃいますが、総勢100名以上の職員が集まって研修会を行っています。

 

講義方式で「療育とは」をおひさまの管理者から話をしたり、外部講師(言語聴覚士)をお呼びして、「ことばの発達、実践的な取り組みについて」の話をしてもらったり、時にはグループディスカッションを行っています。

先日、1月17日(金)には、グループディスカッションを行いました。

①0、1歳児担当

②2歳児担当の先生

③3歳児担当の先生

④4歳児担当の先生

⑤5歳児担当の先生

⑥学童の先生

上記のグループに分かれて、それぞれの話をしました。具体的な場面を上げて検討したり、困っている事例について相談したりと、基本はフリートークです。それぞれの事業所(保育園、幼稚園、療育事業所、入所施設職員、相談員)が集まって話をするので、色んな角度からのものの見方があったり、意見があったりしますが、基本、子ども相手の仕事をしている先生方なので、皆さん元気で明るく、どの教室からも大きな笑い声が飛び交っていました。

 

私は、今回、「学童」のグループに参加しました。今回は、人数が多く18名ほどの参加がありました。私が進行役となっていましたので、それぞれ自己紹介をした後に、3つのグループに分かれて話を進めることにしました。

というのも、18人で一気に話をしても、シーンと静まり返ってしまったり、発言が苦手な人は意見しにくかったりするからです。私も小さい頃は人前で話をするのが苦手で、人数が多ければ多いほど、緊張するし、注目されるのも嫌だし、人の視線が気になるし…という経験をしてきたからです。

今は、色んな研修に参加させて頂いたり、人前で話す経験も積んで、ずいぶん慣れたこともありますが…

研修でも少人数のグループであれば、発言しやすかったり、発表の時にも「自分は…」と個人の意見を発表するのと、「このグループで出た意見は…」と皆の意見として発表するのでは、緊張感も違ってくるというのを学んだので、今回は、あえて3つのグループに分かれて話を進めました。

 

しばらくはフリートーク。それぞれが話をして、教室内がザワザワしだすと、不思議と話をしやすくなるもので、皆さん色んな話や意見が飛び交っていました。その中で、困っていること、解決しなかったことを各グループから挙げてもらって、それを皆で検討していきました。

 

年齢も経験も勤めているところもバラバラですが、皆さん一生懸命考えて意見を出して下さったので、色んな答えが出てきました。課題を出した先生も、「さっそくやってみます!」と少しスッキリされた様子✨最後に、グループディスカッションを通しての感想を各グループで発表してから終わりとしましたが、中には「皆の前で話をするのが苦手なので、小グループでよかったです。」という意見もあり、私も一安心…(;^ω^)「また、こんな風に集まって話をしたいです!」や「他のところ(学童)では、学習する部屋と遊ぶ部屋を分けているということだったので、他の学童も見てみたい!」という意見もありました。今回集まった「学童」のグループは、同じ時間外(学校終了後)に営業している事業所(学童、放課後デイサービス)であるため、中々顔を合わせて話をしたり、見に行くことが出来ませんが、「今度、子ども達が来る前に他の学童の環境設定だけでも見に行ってもいいね!」や「子どもが来ている時間帯に職員交換してもいいね~!」などの意見も飛び交いました!子ども達の為にもお互いの良いところ、工夫しているところを見学して学びたいという思いはひとつなんだなぁと感じました。

これからも同じ法人の職員として、「ひとつの命にみんなで寄り添う」の理念のもと、一緒に学び、一緒に考え、連携して子ども達の成長を見守っていければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬